こんな女子はまだ、いるのね。
インブルエンザのため、一年生が学年閉鎖になったA小学校。A・A'学童ともに今週は朝から開所となった。
午前中の利用者は一年生だけなので、A・A'学童の合同保育となった。
普段遊ぶ機会があまり無いA'学童の子ども達とは男子は比較的すぐに打ち解けられたが、女子はなかなかそうはいかなかった。
特に、本棚の前でずっと本(コミック?)を読んでいた女子たち三人組とは少しも遊べなかった。
お昼になり、お弁当🍱の時間になったので、各自五、六人ずつ自由に、テーブルについた。私もいつものように子ども達の中に座って一緒に食べることにした。
例の三人組プラス一名、A学童のHAちゃんが四人で一つのテーブルに座った。そこが一番人数が少なかったので、私はことわりをいれて、そこに加わった。アクの強そうな三人組と能天気系のHAちゃんの組み合わせが少し心配だったのもあった。
自分たちを相手にせずに、男子とばかり遊ぶ大人である私を彼女たちがよく思っているわけもなく、お弁当箱をテーブルにのせた瞬間から私をターゲットにしたディスりが始まった。
「なに、そのお弁当箱、じみ〜」
と一人が言うと、もう一人が箸を見て、
「みてみて、箸も超🥢地味〜」
私はお気に入りのバンダナ柄の紺色の蓋のお弁当箱と同じく、こだわりの紫色の透明なアクリルのお箸をけなされて、若干憤慨した。だって、この年でマイメロやダッフィーのお弁当箱は買わない。私はひたすら黙ってこの後どう出るかを待った。
お弁当箱を開けると、
「はぁ!中身も地味!」
と始まった。
一応頑張って?焼いた卵焼きとブロッコリーとトマトとシュウマイと昨日の残り物の唐揚げのおかずに明太子の海苔の海苔弁当🍱。色的にも三色揃ってるし…
😢
彼女たちと比較してもそう見劣りもしてないっていうか、寧ろ…
相手が子どもなのにうじうじした気持ちになった。情けないわたし。
そんな時、能天気のHAちゃんが顔をニコニコさせて私の足に小さな可愛い足をのせてきた。
デーブルの下の出来事に勇気をもらって、ひたすらその後も続いたディスりに耐え抜いた。
女子は時にこういう感じになる。
だから、男の子と遊んじゃうダメな私。
次回はもっと上手くやろうと大いに反省した。