ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

お母さん、それはないよー

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B学童の二年の女の子でCRちゃんという、ドキュンネームの子がいる。

服も今時のとてもお洒落でセンスの良いものを着ていて、あぁ、その服で泥団子作って欲しくないなぁとつい思ってしまう。

お母様も若くて、少々派手な感じではあるが、"お洒落でキレイなおねーさん"な感じだ。CRちゃんのしたに、まだ、3歳くらいの小さな弟がいる。

私の仕事がその日、お迎え担当だった。

全児童受け入れで1日当り150人はくだらない人数の子ども達と接しているので、現時点で子ども達の顔もやっと覚えたかなぁくらいなのに、余程特徴的でないと、おうちの方々の顔までは記憶できていない。

ましてや、CRちゃんママの様に、所謂ギャルママにカテゴライズされるママ達は複数いるので、私はトランシーバーで受付に連絡する前に、いつも通り

「失礼ですが、お子さまのお名前を教えて下さい。」

と丁寧に笑顔で尋ねた。

すると、この若いママは

「ハアッ⁈」 💢

と言って、私を睨みつけ、無言で強引に二階へ登っていった。二階の玄関口にこのママと仲良しのスタッフがいたので、

すぐに世間話でご機嫌は治ったようだが…

下の子の保育園のお迎えと学童とハシゴで大忙しなのは分かる。私のもたつき加減がきっとイライラさせたのだろう。

でもね。お母さん、基本 顔パスはない施設と理解して欲しい。

 

 

 

 

 

素敵!こういうの好きだなぁ。

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私たちの児童館は、夜は21:30まであけている。この時間にここを居場所と考えてくれている子ども達が数名いるのと、家に帰り夕飯を食べてから、まだ遊び足りなくて出直してくる子がいるからだ。

場面緘黙があり、アスペルガーADHDを持っているMI君も(特別支援学級に通級していることが夏休みにわかった)八時過ぎまでここで遊んで行く。お母さんも彼を理解しているのか、ゆっくりお迎えに来る。

先日、八時過ぎてかなり外も暗い児童館の隣の公園へ、スタッフのP君と私とMI君を含めた総勢7名で『暗闇鬼ごっこ』をしに行った。途中まで、はしゃぐ彼等を眺めているだけで、楽しかった私をMI君がどうしても参加しろというので、「鬼ごっこ」はきついので、「かくれんぼ」にしてくれと条件付きで参加した!😋🙈🌳🌳🌳🌳🌳

私の相棒のP君はもとプロの格闘技の選手だったので、身体能力が半端無い。

するするっと公園の木に登って、木の枝と葉っぱの陰に隠れるものだから、月明かりと電灯が頼りのこの時間帯は、誰も見つけられない。そのうち、運動神経の良い六年生のSA君も登り始め、私は二人が怪我をしないかとハラハラしながら、木の下で見守っていた。

でも、私たち以外誰もいない公園と晩秋の未だ冷たくはない澄んだ空気と暗闇とそこそこ晴れた夜空と、はしゃぎ回る全員の笑う声や「あっちだ!」「こっちだ!」の大声や、ダッシュで走り回る💨みんなのスピード感一杯のきぬ擦れや土を蹴る音…絵本の中にいるように楽しい、ワクワクする時間だった!!!

MI君もはしゃぐ、はしゃぐ。彼があんなに外でたくさん走っている様子は始めて見た!

私を誘うときの強引な饒舌がまた嬉しい!

こういう時間が人を育てていくと実感した。

^ - ^

 

 

 

 

 

うーん、そこまで。

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A学童のSI君は一年生の男の子。色白で背は高い方だが、痩せていて運動は苦手。内向的で空気が全く読めず、というか読もうとせず、暇な時は人の遊びの邪魔が自分の遊びになっちゃっている困った子だ。

言葉数も少なく、拘りが物凄く強い。

彼の拘りは『電車🚃』

電車🚆のフォルムから、車両の編成数から何線の終点駅はどこかということまで、よく知っている。現在の彼の愛読書は電車のプラモデルのカタログだ。

彼は背筋を伸ばしてしゃんとしていることが苦手で、いつもグネグネしていて大人にべたっと寄りかかってくる。

 

昨日も、何年に窓の周囲をベージュから黄色に塗装し直したとかの詳細な情報まで、自分のものにしたいらしく、1時間彼に付き合って漢字だらけのカタログを読んでいると、施設長が、

「今度、カラオケやるっ?」

とみんなに向かって問いかけた。

すると、今まで私に体重を預け、リラックスしていたSI君も身体を起こして

「やりたいっ!」

と手を一番にあげた!

私は意外だったので、

「えーSI君もカラオケを歌うんだー!

どんな歌を歌うの?」

と聞くや否や

🎶「はちじちょおどの〜あずさ二号でぇ〜わたしはわたしはあなたから

たびだち〜ますぅ〜」🎵

🙊😸

と素敵な歌声を聴かせてくれた。

 

 

 

 

こんなことがあるなんて!

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私達の児童館にここのところ通ってくる様になったTS君。彼は四年生の男子だ。大人しくておっとりしていて、感情を剥き出しにすることが滅多にない。

ほぼいつもニコニコしているか、少し困った様な顔をしている。

彼は私の勤務するA学童に隣接するA'学童を卒所しているので、時々土曜保育で一緒に遊んだこともある子どもだ。勉強は遅れている。気のいい人柄なので、誰とでも仲良く遊ぶ。TS君が自分から誰かを攻撃するのは、口論でも喧嘩でも見たことがない。

彼のお父さんは放浪癖があって、自分の子に興味がないらしい。何日も家を空けて出て行ったままのことがよくあるらしい。離婚していて今のお母さんはとても若く、赤ちゃんがいるので👶🏻TS君には余り関わる時間がないらしい。

そんな家庭環境については、前から耳にしていた。

 

今回、驚いたのは彼が履いていた靴だ。

左右両方、もうツルツルに磨耗した靴底の土踏まずの上方に直径5cmくらいの穴が空いていたのだ!そして、案の定、靴下も両足とも靴と同じ部分に穴が空いていた!

私はこんな穴を見たことがない!

このことから、想定できる事態の深刻さにスタッフのT君と頭を抱えた。

取り敢えず歩いていてガラスでも踏んだら怪我をするので、すぐにT君が彼を連れて靴を買いに行った。

私は今週彼のいたA'学童の職員にその旨を伝え、子ども家庭支援センターと連絡をとった。

当面、TS君から目が離せない。

 

 

 

踊らにゃソンソン‼️

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A学童の子ども達は全体的に素直で、幼い。

昨日、五時以降に一年から三年までの男子が七人残った。

A学童では、この時間帯は人数も少ないので校庭遊び程ではないが、廊下などを使っての結構アクティブな遊びが許される。

先日、私の携帯に入っている音楽で少しノリノリになって踊った数人の、それも男子が余程楽しかったらしく、今日は学童のCDを使って本格的にダンシングチームを組んで踊り始めた。

ヒップホップを習っている子もいなければ、バレエを習っている子もいない。けれども、みんな各々がEXILE風であったり、戦隊モノの決めポーズの連続だったりと、全くの自己流だがそれなりにリズミカルに踊る。

飛んだり、回ったり、跳ねたり、両手をふりあげたり、かなり自由だ。

これが、B学童の子ども達だったら、変にませたところがあるから、恥ずかしがったり、かっこ悪がったりとこんな踊りには参加しないだろう。

A学童では、そうならない。普段恥ずかしがりやで絶対踊らないと踏んでいた、IM君(三年生)も途中からおずおずと参加した。見ていた私たちスタッフは

「かっこいいよー!!!」

「うーん!決まってる!!」

わざとらしくないよう極力気を配り、声をかけて気分を乗せた。

彼らは悦に入って三十分ほど踊り続け、顔を真っ赤にし、麦茶をガブガブ飲みながら、今後の振り付けや、曲の選択を話し合った。

一緒に踊っている仲間にぶつからない様に気を配ったり、同じ動きを時間をずらしてやってみたり、共感性を高めあうのには、もってこいの遊びだと思った。みんなの中に自然に生まれてくる仲間意識も見て取れる。

子どものことだから、これがいつまで続くのかは分からない。でも、踊って思いっきり身体を動かして帰ったらさぞかしぐっすり眠れるだろうことは容易に想像できる。

 

 

 

TA君が心配です。

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私たちの児童館に遊びに来る四年生の男子にTA君という、軽いのりの誰とでも遊べそうな調子の良い子がいる。彼はなかなかエグい下ネタを連呼して、私たちをよく困らせる。

明るいキャラでやんちゃだが、クリクリとした目は可愛らしくなんか憎めない。気になっていたのは、お家がお金持ちなのか、一緒に来る友達?にジュースやお菓子など色々とおごって、ちょっと金遣いが荒いんじゃないかということだった。🍦🍬🍭

 

その心配が悪い方に的中してしまった。

先週の日曜日、私が私用で児童館に行けなかった日に当日二人分頑張ってくれたイケメンスタッフから聞いたところによると、TA君が遊びにきていた時に迎えに来たお母さんが尋常じゃない様子で彼を叱り飛ばしていたという。

その内容が、お母さんが仕事の「新聞の集金」で集めたお金、からTA君が一部拝借していて、そういうことが今回が初めてというわけではなかった!!ということだった!

そして、彼は兄弟のお金も勝手に持ち出したりすることもあり、そのお金で友人達(?)に椀飯振舞いをして、人間関係を繋ぎとめていたらしい。中には、たかりに似たようなことをしていた友人(?)もいるらしいとのこと。彼の周囲にいるのは、どうもそれを、し続けることで保たれるまずい形の友人関係による友達が殆どらしい。

確かにTA君を児童館で見かける時は、あの緘黙が心配なMI君(2017・8・16をご参照ください)と二人でいつもつるんでいる。いつも一緒だ。見た目とイメージがだいぶ違うタイプの二人だから違和感はあったが…

多分、気のおけない付き合いができるのはMI君ぐらいしかいないのだろう。

イケメンスタッフのTP(私の友人)は、彼らと同じ小学校の六年生たちに、TA君の様子をさりげなくちょいちょい見に行くように指示した。

今週彼らから一週間どうだったかを聞いたら、何か悪いことをして先生に叱られていた日はあったそうだが、特にいじめられてる様なことはなかったらしい。今後も監視を継続してもらうことにした。

また、心配な子が一人増えてしまった。

😞

 

 

 

えぇ〜まるで当たり屋…

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B学童のET君が、またも活躍してくれた。

≪グリグリ事件≫(2016・10・26参照)でKさんを散々困らせたET君だが、今度は私の尊敬すべき先輩、もと生保レディでバリバリ稼いでいたYさんが餌食になりかけた。

 

彼女が、二年生の女の子と将棋で遊んでいて、落ちた駒を拾おうとしたら、そこにET君が自らぶつかって来て、こう言った。

「あーっ!!○○さんが僕にぶつかって来て、謝らない!!」

Yさんは慌てて、

「何、言ってるの!!そっちからぶつかって来たんでしょうに!!」

と大声で叫んで、すぐそばにいた社員を捕まえて、

「この子ったら、自分からぶつかって来て、私に謝れって言うんですよ!!」

と瞬時に行動した。

幸い、その社員もその現場を目の当たりにしていたので、Yさんの無実は証明された!

でも、もしその現場を見ていた人が誰もいなかったらと思うとゾッとする。

Yさんの気持ちは収まらなかった。

彼女はその夜、私に電話をしてきて

「こんな事が続くようなら、こんな仕事やってられないと心から思ったわよー」

と憤慨していた。

確かに、私たちスタッフを信じてくれない会社で、子ども相手の仕事をすることの難しさを感じさせる事件がここのところ続く。

 

子どもも大人も安心して、楽しく過ごせる職場にしたいと切に願うばかり…