ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

夏休みもやっと終わるー^ - ^

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長くて、蒸し暑かった夏休みもやっと明日で終わります。🐜🌞⛈

夏休みは朝から晩までずっと子ども達と一緒なのでとても疲れますが、昼寝の時間などもあり普段見られない彼等の顔が見られる又とないチャンスなのです。

B学童のRKちゃんは一年生女子で目のクリクリとした利発そうな子どもです。👧🏻

お兄ちゃんは今三年生。かつてこのB学童で大暴れしてみんなを困らせていたあのRT君です。(2016・4・21の記事をご参照下さい。)

今は退所していて、もうこのB学童には来ていません。👦🏻

RKちゃんは、あのRI君の妹とは思えないほど落ち着いていて、友達ともうまくいっています。

ただ、こんなRKちゃんでも1日学童で過ごすと今まで現したたことのない姿を現しました。

昼寝ですっかり眠ってしまう(殆ど毎日)と、とにかく起きない。一時間熟睡しても、起こそうものならそりゃあ、人が変わったように起こされるのを嫌がり、やっと起きてもふて腐れて酷く荒れるのです。誰が近づいていっても、人と関わることを激しく拒絶し、本人が普段通りに戻るのを待つしかないのです。みんなが昼寝を開始して起きて遊ぶまで1時間かかるのに対してRKちゃんはざっと3時間かかります。従って、午後に予定されていた水遊びなどのイベントは大概不参加になってしまいました。😔

 

どうしたって、やはりあのRI君の妹なんだなぁとみんなに強く印象付けてしまいました。😞

今日からは一足早く新学期にそなえて、昼寝無しの日程に戻ったB学童。RKちゃんはいつものRKちゃんに戻っていました。^ - ^

 

成長とともに寝起きのRKちゃんがいなくなりますように…🙏

 

 

そんなにキツいのか〜〜

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B学童のYT君は七月に赤ちゃんが👶生まれたばかりのお兄ちゃんになりたての一年生だ。

お母さんは生まれたばかりの弟のお世話で大変だ。

そして、お父さんも仕事が忙しいらしく、家族揃って夕飯を食べることが殆どないらしい。

もともと感受性が豊かなYT君は、生き物が大好きで、校庭でトカゲやカエルを捕まえてきては、ずっと観察しているような子どもである。

そんな彼だから、家に帰っても誰にも構ってもらえない今の状況が結構こたえるらしく、いささか情緒が不安定である。

一昨日も何かがキッカケで、ずっと彼はケラケラと笑い続けながら、ヒステリックに大声で意味のない事を叫びながら、部屋をグルグル走り続けてみんなを心配させたらしい。😨

 

今日は将棋教室だったので、担当だった私が外部からお招きしたボランティアの将棋の先生と共に初級クラスのトーナメントを仕切っていたら、ブラブラとYT君が部屋に入ってきて興味がありそうに将棋盤に見入っていたので、

「参加する?」

と聞いたら、首を縦に振ったので、他の子ども達が偶数で対局中だったので、私とやろうと誘って、将棋盤を挟んで座った。

私は良いチャンスと思い、

「YT君のところ、赤ちゃん生まれたんだよね?お兄ちゃん、お世話大変?」

とふってみた。

「僕は世話なんかしないけど、お母さんが大変…」

「僕は疲れちゃう…」

私はゆっくり聞いてみた。

「疲れちゃうのは、お父さんも大変で、YT君一人になるから?」

彼はウンウン頷きながら、

「お父さんは仕事が忙しくって、一緒に御飯も食べられない。」

「……………」

「なんかさーほんとキツいんだよね…」

私が

「どんな風に?」

と聞くと、

「とにかく、俺なんで生まれてきたのか分かんない…」

「えッ!今何て言った?」

「なんで生まれてきたのか分からない…」

私はすごいことを聞いてしまって頭の中が混乱してしまった。言いたいことを言い放った当の本人は、将棋途中でフラフラと又どこかへ行ってしまった。

一年生の子どもからそんなセリフを聞くとは思わなかった。ここのところ、少し暗い目をしてたYT君が、気掛かりになって仕方がなくなった。

 

 

 

 

笑ってる!笑ってる!

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私達の児童館に遊びに来るMI君を最初に見た時、私はてっきり女の子だと思った。色白で少しポッチャリした体型で、肩まで伸びた茶色い髪を後ろで結び、こげ茶のフレームの眼鏡をかけていて、綺麗な水色のTシャツとグレーのパンツをはいていて、殆ど喋らない大人しい子だったからだ。

彼に初めて会った人は十人中九人が彼のことを女子と思うのではないだろうか?

彼を連れてきた件の双子の兄のTI君に

「○○さーん、何言っちゃってるの?MIは男に決まってんジャン!」

と言われるまで、名前まで中性的なMI君を私はMIちゃんと呼び続けてしまっていた。

私にちゃん付けで呼ばれ続けても、それを黙って受け入れていた?MI君は表情も乏しくて、口数もとても少ない。最初は緘黙を疑ったほどだ。

児童館に遊びに来ても、部屋の隅で一人でゲームをして過ごしていることが多くずっと気になっていた。

MI君と同じ小学校の子ども達に彼の普段の様子を聞いてみたら、どうも教室から一人で出てしまい保健室に行くことが多く、仲の良い同級生もいない様だ。

自宅は児童館をよく開いている集会所から近い様で、お母さんが迎えに来る。

年の離れた兄弟がいて、本人いわくお兄さんに虐められているという。

話し掛けても余り反応がなく、みんなでUNOなどをしてもその中に自分から入って来ることはなかった。

私達の名前もなかなか覚えてくれず、それでも児童館に通ってくるのは少しは居心地が良いのだろう。と思っていた。

最近になって、時々可愛らしい笑顔を、見せるようになってきた。

なので、今日は思い切ってトランプに誘ってみたら、珍しくのってきた。私も混ざり彼を入れて四人で結構盛り上がり、MI君はゲーム中に声を立てて笑うこともあった。30分も続いたころ、お母さんが迎えに来ていてドアからそっとこちらを覗いていた。私が挨拶をすると、

「あんまり、楽しそうだったから…」

と言っているお母さんの顔も嬉しそうだった。

恐らく、彼が友達とみんなで遊んでワイワイしている様子は最近はあまり見たことがないのではないかと容易に想像できた。

MI君がここに遊びに来る限りは彼にとって楽しい場所であり続けたいと思っている。

 

 

 

夏休みは夏休みの良さがある!

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B学童の夏休み。三年生と四年生のMK君とHT君は、少し暗い印象のある兄弟だ。

宿題のプリントなどをやっている様子や漢字の書き取りなどを見ると、勉強はまあまあできる方だ。

二人とも顔立ちは、なかなか整っていて運動もそこそこ出来る。

ただ、二人共に口数が少なく大人しく余り笑わない。

その兄の方と最初にちょっと仲良くなった。

きっかけは、夏休みに入り仲良くなりたくてMK君と彼の友人二人のLaQ(細かいレゴの様な玩具)遊びに一時間徹底的に付き合ったことからだ。何故こんな時間が持てたかというと、夏休み中は夏季パートの方が結構入ってくださるので、子どもの数が少ない日には、若干子ども達との濃密な時間を持つことが出来るのだ。

そして、先日兄のMK君が

「今日は僕の誕生日なんだ。」

と言ってきた。私はイベントで多めに作った栞🔖のうち、彼に気に入ったのを選んでもらい、ささやかなバースデープレゼントにした。

そして、翌日今度は弟と昼食時に、同じテーブルについて二人でゆっくり話せる時間を取れたので、

「昨日、お兄ちゃんにおめでとう🎉を言った⁉︎」

と聞いたら、

「うん、ケーキも食べたよ。」

と答えてくれたので、

「じゃあ、家族みんなで祝えて、お兄ちゃん良かったね。」

と言ったら、少し間を置いて、

「○○さん、お父さんいる?」

と聞いてきたので、

「私のお父さんは死んでいてもういないよ。」

と言ったら、HT君はホッとした顔をして、

「うちもお父さんいないから、昨日はお母さんと俺らだけだった…」

と打ち明けてくれた。

そのことは以前から知っていたが、私は知らなかった体を装って、

「ふーん、そうなんだ。でもお母さん、必ずケーキ手作りだってお兄ちゃんから聞いたよ。凄いね!」

と言うと、

「最初から出来上がってるカステラのところを買ってきて、生クリームとスイカ🍉と缶詰の桃🍑をのせるだけだよ。」

と、言う。その表情はやや誇らしげで嬉しそうだ。

子ども二人を育てながら、仕事を頑張って、それでも手作りのケーキを準備するお母さん、凄いなぁ、とこちらも嬉しくなった。

 

はぁー六年生かぁー

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すでに、児童館のお馴染みとなったTI君。

彼がいると面白いのだけど、色々と困ったことも起きて来る。

弟のKS君は案の定、一緒に来ることはなくなった。兄弟揃っていると比較されたり、見なくて良い身内の失敗だとか、聞きたくない身内の悪口などを聞かなくてはならないし…

みんなでオヤツを買いに行った。一人上限200円と決まっているのだが、計算が出来ない。消費税など考えずに表示されている税抜きの金額200円まで買って良いと言っても全然理解出来なくて、オヤツ担当スタッフはスーパーのお菓子売り場で一時間かけて彼に買い方を説明する羽目になった。それでも、TI君が正確に理解出来たかどうかは不明である。

巻き添いをくらった他の二年生、三年生もいい迷惑だ。

問題はTI君が六年生だということだ。  

買い物から戻ってきてから、三年生の算数の問題を試しに解いてもらった。

「こんなの、暗算でできるから…」

といいつつも、二桁+二桁が出来ない。余白に筆算でやってみてもいいよ。というと、五分ほどかかって、一問解けた。けれども、三桁になると、顔をしかめてもう無理という。ちょっと頑張ってもらっても、繰り上がりがうまくいかず、間違えた。

そして、終わった途端に机の前から逃げようとする。

六年生でこれでは、やはり心配だ。

ASDの疑い大いにありということも含め、この子は今日まで何故こんなに放って置かれてきたのか理解出来ない。

通級もしていない。普通学級に普通に六年間通い続けてきたようだ。

心配である。😟

 

 

 

 

あれまぁ。びっくり。

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一昨日も、TI君が児童館に遊びに来た。そして、又一人友達を連れて来た。

TI君とは、違う感じのしっかりとした顔立ち。 背格好は同じだった。

私は

「何年生?君の名前は?」(^-^)

といつもの様にメモの用意をした。

すると、TI君が

「○○さん!何言っちゃってんの?オレの弟に決まってるじゃん。」

と変な冗談を言ってくるんで、

それは無視して、私は同じ質問を繰り返す。

すると、本人が

「いや、この人ホントに僕の兄ちゃんです。」

えっ?

「君は何年生?」

「僕も六年生。俺ら双子だから。」

私は二人の顔が全然似ていないのと、弟のちゃんとした感じがTI君と余りに乖離しているので、口を閉じるのを忘れてしまった。

彼等は結構遅い時間まで児童館にいたので、一日中じっくり付き合うことになった。

何もかも、全然似ていない二人にスタッフである友人共々驚きは増す一方。

私は昔観たダスティ・ホフマンとトム・クルーズの『レインマン』という映画🎬を思い出した。兄は重い自閉症サヴァン症候群、弟は世渡り上手なイケメンタイプだ。この二人の兄弟愛を描いた名画だ。

でも、どちらかと言えば、『ツインズ』だ。身体の大きさから、頭の優秀さまで全部弟が優れている双子の話だ。

だいぶ個性的な愛すべきキャラのTI君と、友人の身体トレーニングの様子を見ても、身体をしなやかに器用に動かし、何でもこなせる弟のKS君は、兄と正反対であった。

兄弟二人のやり取りはフツーにコントの様だ。

ずっとふざけていて何かしら喋り続けていないと落ち着かない兄。そんな兄の様子を視界に捉えつつも、必要以上のことは自分からベラベラと話さない慎重派の弟。👦🏻👦🏼

気になったのは、ちょいちょいTI君が弟と比較されるのを嫌がってる様なことを笑顔で言ってくること。そりゃあ、そうだろう。今までも、きっと彼はそのことで心を痛めてきたことだろう。それは容易に想像できる。

KS君はどこに行っても上手くやっていけるだろう。TI君はそうはいくまい。

お節介なのだろうが、この児童館にTI君が遊びに来る限りは、アドバイス出来ることはしていきたいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君は面白い。でも、心配だ。

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私が友達と開いている休日の児童館に来るようになった六年生の男子TI君から目が離せない。👀

彼は先月一度来て、来週も絶対に来ると言い置いて、そのまま来なくなった。ところが、今月から毎週来るようになった。彼は年下の友達を何人も連れて来るが、同学年のともだちを連れて来たことはない。

とにかく明るく、笑顔で、多弁で、とても小柄で、痩せていて、社交的で、誰彼区別無く話し掛けてくるじっとしていない男子である。軽妙な語り口なのだが、話す話題に全く一貫性が無く、こちらが、うっかり一つの話題にこだわって受け答えしようものなら、完全に話が噛み合わなくなり、置いてきぼりをくらう。でも、嫌味な感じは全然ないので、彼と会話していて、楽しい雰囲気にはなる。

ただ、彼的に頭に引っかかったものは、ずっと聞いてくる。

スタッフでもある私の友人が、ふざけて、でも乱暴に蹴ってくるTI君を受け身で守った。TI君は自分の足をスタッフの鍛えた脚に思い切りぶつけた。TI君の弁慶の泣き所がブワッと腫れた。多分結構な皮下出血であろう。

ところが、TI君は腫れ上がった自分の足を笑いながら私に見せてきて、

「こんなに腫れた!こんなに腫れた!」

と驚き、喜んでいる。大人でもぶつけるととても痛い部分である。痛いに決まっている。直径3センチ程のコブができている。

???

感覚鈍麻がひどい。ここまでの子は初めてだ。彼が痛がらないことにとても驚いた。それとも、経験のない腫れ方への驚きが痛みを忘れさせているのか?

それにしても、そのあとも様子をみていたが、余り痛がったいる様子がなかった。

ASD(自閉症スペクトラム)をほぼ、確実に持っているのではないだろうか。

 

色々と心配な彼から目が離せない。