あれまぁ。びっくり。
一昨日も、TI君が児童館に遊びに来た。そして、又一人友達を連れて来た。
TI君とは、違う感じのしっかりとした顔立ち。 背格好は同じだった。
私は
「何年生?君の名前は?」(^-^)
といつもの様にメモの用意をした。
すると、TI君が
「○○さん!何言っちゃってんの?オレの弟に決まってるじゃん。」
と変な冗談を言ってくるんで、
それは無視して、私は同じ質問を繰り返す。
すると、本人が
「いや、この人ホントに僕の兄ちゃんです。」
えっ?
「君は何年生?」
「僕も六年生。俺ら双子だから。」
私は二人の顔が全然似ていないのと、弟のちゃんとした感じがTI君と余りに乖離しているので、口を閉じるのを忘れてしまった。
彼等は結構遅い時間まで児童館にいたので、一日中じっくり付き合うことになった。
何もかも、全然似ていない二人にスタッフである友人共々驚きは増す一方。
私は昔観たダスティ・ホフマンとトム・クルーズの『レインマン』という映画🎬を思い出した。兄は重い自閉症でサヴァン症候群、弟は世渡り上手なイケメンタイプだ。この二人の兄弟愛を描いた名画だ。
でも、どちらかと言えば、『ツインズ』だ。身体の大きさから、頭の優秀さまで全部弟が優れている双子の話だ。
だいぶ個性的な愛すべきキャラのTI君と、友人の身体トレーニングの様子を見ても、身体をしなやかに器用に動かし、何でもこなせる弟のKS君は、兄と正反対であった。
兄弟二人のやり取りはフツーにコントの様だ。
ずっとふざけていて何かしら喋り続けていないと落ち着かない兄。そんな兄の様子を視界に捉えつつも、必要以上のことは自分からベラベラと話さない慎重派の弟。👦🏻👦🏼
気になったのは、ちょいちょいTI君が弟と比較されるのを嫌がってる様なことを笑顔で言ってくること。そりゃあ、そうだろう。今までも、きっと彼はそのことで心を痛めてきたことだろう。それは容易に想像できる。
KS君はどこに行っても上手くやっていけるだろう。TI君はそうはいくまい。
お節介なのだろうが、この児童館にTI君が遊びに来る限りは、アドバイス出来ることはしていきたいと思った。
君は面白い。でも、心配だ。
私が友達と開いている休日の児童館に来るようになった六年生の男子TI君から目が離せない。👀
彼は先月一度来て、来週も絶対に来ると言い置いて、そのまま来なくなった。ところが、今月から毎週来るようになった。彼は年下の友達を何人も連れて来るが、同学年のともだちを連れて来たことはない。
とにかく明るく、笑顔で、多弁で、とても小柄で、痩せていて、社交的で、誰彼区別無く話し掛けてくるじっとしていない男子である。軽妙な語り口なのだが、話す話題に全く一貫性が無く、こちらが、うっかり一つの話題にこだわって受け答えしようものなら、完全に話が噛み合わなくなり、置いてきぼりをくらう。でも、嫌味な感じは全然ないので、彼と会話していて、楽しい雰囲気にはなる。
ただ、彼的に頭に引っかかったものは、ずっと聞いてくる。
スタッフでもある私の友人が、ふざけて、でも乱暴に蹴ってくるTI君を受け身で守った。TI君は自分の足をスタッフの鍛えた脚に思い切りぶつけた。TI君の弁慶の泣き所がブワッと腫れた。多分結構な皮下出血であろう。
ところが、TI君は腫れ上がった自分の足を笑いながら私に見せてきて、
「こんなに腫れた!こんなに腫れた!」
と驚き、喜んでいる。大人でもぶつけるととても痛い部分である。痛いに決まっている。直径3センチ程のコブができている。
???
感覚鈍麻がひどい。ここまでの子は初めてだ。彼が痛がらないことにとても驚いた。それとも、経験のない腫れ方への驚きが痛みを忘れさせているのか?
それにしても、そのあとも様子をみていたが、余り痛がったいる様子がなかった。
ASD(自閉症スペクトラム)をほぼ、確実に持っているのではないだろうか。
色々と心配な彼から目が離せない。
今のうちだからね。
夏休みの本格始動!とにかく暑いが😵、みんな元気だ。子どもはいいなぁと思う。
私は最近三年生を担当することが多くなった。
ギャングエイジと言われるだけあって、彼等のヤンチャぶりはとどまるところを知らない。
部屋の中を多少走っても、喧嘩をしても、一日中外に出して貰えずに、この狭い室内に閉じ込められてることを思えば、とても彼等を注意する気にはならない。だいたいが、私は余り子ども達を叱らない。彼等を叱らないことで、人気取りをしようなどとは全然思っていない。
彼等が人として間違ってることをしてると感じる場面が余りないからだ。
誰かが、仲間外れにされてると泣いて訴えてきても、最近は仲間外れになることの原因を本人に考えさせる方を選ぶようにしている。
但し、明らかに一人対大勢であるとか、この子がこんな理不尽な目にあってるのは、納得がいかないといった場合は周りの子ども達を凄く怒ることもある。😤
弁がたつし、頭もまあまあ良い三年男子のMK君は、とにかく男子達から嫌われている。彼は自分本位で時に小狡くて、誰が見ても卑怯だと分かる言い訳が得意なのだ。
私はその口のききかたを直さないとずっと仲間に入れて貰えないよと再三にわたり彼に注意をし続けている。
今日もオヤツの時に、彼だけがテーブルに一人ぼっちで悲しそうに涙をためて座っていた。大人のスタッフが、気を遣って他三年生男子のテーブルに彼を仲間に入れるよう声掛けをした。
私は余計なことはせず、今のうちにMK君が自分の欠点と向き合わなければ駄目だと思い、静観していた。
案の定、そのスタッフは他の三年生男子にブーブー言われて、嫌がられて、引き下がった。
それで、いい。
今なら、まだ、修正がきく。時々はみんなと笑い合って楽しそうにする時があるから。
五、六年になって、MK君が友達と仲良くできるように望んでいる。
頑張れ!👍
暑いのに〜〜
今日もB学童の校庭は日陰も30°cを超えており、子ども達は1日中外遊びが出来なかった。☀️
可哀想に彼等は部屋の中では、走ることも、蹴ることも、投げることも出来ない。エアコンの効きも悪く、額に汗で髪を貼り付けた子ども達が狭い室内で遊ぶのにも限度がある。
そんなに暑くても、大人に普段から余り話を聞いてもらえていない一年生の甘えたさんたちが私の左腿と右腿一人ずつ、背中に入れ替わりで一人ずつくっついてくる。この暑いのに😵…
私も体力が続く限りは受け入れるが、時々、トイレを理由に立ち上がって逃げる時もある。
可愛いので、幸せなのだが、肉体的には辛い。
B区では、区の要請で学校の教員と直ぐ見分けがつくようにと派手な蛍光色のビブス(ゼッケンの様なネットのかぶるタイプのベスト)を施設の内外両方で着用せよとのおふれを出してきた。😖
ナント、この暑〜〜い今年の七月からだ。💦
送り迎えの付き添いなどで、私達は外に出ない訳にもいかず、又室内でも着用しなければならないので、暑苦しいことこの上ない。
暑がりの私には嫌がらせの様な仕打ちだ。人権意識があるのかしらと思う。
こんな感覚だから、何百人もの子ども達を平気で狭い室内に押し込められるのだなぁとも考える。
あー、暑くてついぼやいてしまう。
ポジティブに考えて、代謝の悪くなったおばさんの身体には効率的なダイエットになると考えることにした。
あ〜明日から長い夏休みだ!頑張ろう!!
🌻🍉🐠
そんな安い涙は流さないでね。
B学童のオシャレでイケメンで、優しい一年生男子のSY君。(2017・5・25の記事をご参照下さい。)
彼はイケメンで全体に小さく可愛らしく、服装のセンスも良くて、性格も優しいため、大人に人気がある。ただ、一人っ子なので、他の子どもより若干幼いところがある。
兄弟のいる子ども達は既に生存競争の最中にあって、こんな時は少し強引にとか、これくらいのズルは許されるとか、などの人生の駆け引き術を身につけつつあるので、正しく真っ直ぐなやり方しか知らないSY君には、ゲームのやり方一つとっても、だいぶ不利な状況に追い込まれることが多くなって来た。
それで、弱気になっているSY君はこの頃、自分の思い通りに事が運ばないと、すぐ泣いて解決しようとしてしまう子になってきている。
こういう子は周りに嫌われる事が多い。
(-.-;)
先日も、将棋をしていて揉めていた。私はSY君も、相手の言い分も間違ってはいないように思えたし、ナント言っても現場を見ていなかったので、ジャンケンで決めなさいよとアドバイスをした。そして、早速二人はジャンケンをした。✊✋✌️
すると、SY君が負けた。SY君は負けて女の子の様に声をあげて泣く。悔しいのは分かるが、かなりカッコ悪い。周りの特に男子達もドン引きしている。『あー、 あいつ又泣いて大人にどうにかしてもらおうとしている。』とみんなの心の声が聞こえてきそうだ。
私はSY君に周りの冷えた空気に感づいて欲しくて
「泣いて解決しようとしてるって思われちゃうから、も少し泣くのは我慢ね。」とSY君に耳打ちした。
でも、その声は届かない。益々、そりゃあ無理と、言わんばかりに涙を流しながら泣く。
少し、甘やかしたかしらん、と反省しているここ二、三日である。
夏が来た!
B地区の小学校は今日も暑かった!!!
スプリングラーを何度か使ったが、日陰でさえ34℃から下がらない!!
子ども達はといえば、可哀想に一日中室内遊びを強いられる。
みんな少しイライラしているが、こちらが上手くのせれば、将棋、花札🎴、UNOなどでよく遊ぶ。
今日、私は別棟の四年生以上が入る部屋の当番だった。そして、比較的利用者が少なかったため、身体が大きくて暴れると抑えるのに大変なYG君さえマークしておけば、安泰なメンバーだった。
YG君は、ADHDとアスペルガーの診断を受けていて、薬を服用している。
拘りが強く、キレやすく、暴れると大人二人がかりで押さえなければならない。
YG君は、私の顔を見るとすぐに、
「○○!!花札ヤローゼー!」
と言ってきた。手にはもう握り締めた花札が…
ここで、断ると大変なことになるので私はホイホイ花札に付き合う。
ただ、最近は生徒が一つの建物に集中しないよう、三箇所どこでも遊べるようにしているので、一年生も数人遊びに来ていた。
なので、そこへ一年生のST君が僕も花札をやりたいと言ってきた。😱
私と二人でやりたがっていたYG君なのに、珍しくST君が入ることをOKした。
「○○さんが、この子をカバーしてやって!」
と仕切るYG君。
早速札を配り始めた。まだ、よくルールが分からないST君は私と組んだ。
YG君は、20点の札が複数手札にあるようでご機嫌さんだ。^_^
私はST君を気の毒に思いつつも、ほぼST君の負けが見えるしょっぱい手札にホッと胸をなでおろした。
案の定、YG君は四光という素晴らしい手でニコニコでゲームを勝利した。
私もST君も別に手を抜いたわけではなく、普通に負けた。
次のゲームは少しの差でST君が勝ったが、最初のゲームの勝ちの気分の良さの余韻が残っているのか、YG君は紳士的に
「君の勝ちだよ。」と言って札を穏やかにかき混ぜる。
YG君の気分にはいつもより部屋が静かなことも関係している様に思う。こういう子ども達は、大概うるさいところが苦手だ。キレる原因の一つに騒音が関係していることが多い。
別棟は広い校庭を横切って(縦切って?)本棟から来なければならないのだが、日陰が殆ど無く熱い砂漠の様な校庭を100mは歩くため、さすがに元気な子ども達もここまで来るのはだるいらしい。従って、今日別棟は子どもが少なめだった。
その為に得た束の間の静かな幸せ。
夏は始まったばかりだ。🐜☀️🌳
AYちゃんの悪さがおさまってない。
B学童の三年生女王様、AYちゃんの悪さがおさまらない。
今年から三年生用に分けられた1Fの部屋で三年生の子ども達が5、6人でガヤガヤと喧しかったので、近づいて様子を見に行った。
すると中心に気の弱い、日頃からヘラヘラしているいじられキャラのメガネ👓君のTO君が、目の縁を赤くして俯いて両手首を片手ずつAYちゃんの一の子分と二の子分に掴まれて、それぞれ逆方向にひねられていたので、大声で注意した。
「あんた達!
寄ってたかって大人数で何やってるのっ!! 相手は一人でしょ!ありえないっ!!」
先ずは、TO君の手首を確認。そして本人にひどい痛みや我慢出来ない感じはないかを確認。
そして、実行犯の二人を捕まえて、
「なんで、こんなことしたっ⁈」
と聞いてみると、
一人は「泣いて面白かったから」と言う。もう
一人は「だって…AYちゃんが……」
私は目を吊り上げながら、
「えっ!なに⁈
聞こえない!!」
続きをやっと言う。
「……やれって…」
私はその後二人を結構きつく叱った。
それを見ていて、AYちゃんは、
「私は途中からしかやってないから。」
と平然と申告してくる。
私はそこは逃さない。
「途中だなんて、全然言い訳にならない。一人の子をみんなで囲んで!これはイジメだよっ!!」
「そして、貴方がやれって言ったんじゃないんですか?」
と周りに響きわたる声で彼女を注意した。
AYちゃんは頑固に黙秘を決め込んだ。そして私の話を黙って聞いていたが、彼女の心に響いたかどうかはわからない。
表情の薄いその顔が、ちよっと怖くなった。
人数の都合上、三年生だけ別のこの部屋に押し込められて三カ月が過ぎる。
ギャングエイジと言えば可愛い感じもするが、三年生という学年は、何を考え、何を始めるのか自分自身で決められる力が芽生える人生の大きな分岐点の様な気がする。
後悔しない様な毎日を大切に過ごして欲しい。