今日のところは、目には目を
A学童でのこと。
二年生男子のTG君は、昔で言うところの「きかんぼう」だ。
負けず嫌いでよく動き回る。
ただし彼の場合、この「きかんぼう」には、人の話を聞かないという、「聞かんぼう」の意味も強い。
いつも、眉間にしわを寄せて、怒鳴って人を威嚇する。そして、友達の言うことも、スタッフの指導も全然聞かない。
今日もレゴで作ったベイブレードで、バトル遊びをしていた時に、友達の言うことを聞かずに、わーわー自分の主張ばかりしていた。
私は近くに座って、見よう見まねでレゴでベイブレードもどきを作っていた。途中、繋ぎ目が分からなかったので、
「TG君、ここどうなるかちょっとみせてくれない?」と話しかけたら、わたしの言葉の後半にかぶせて、
「ハアッ⁈⁉️何いっちゃってんの?絶対やだし!」
と不必要な大声で言ってきたので、私は間髪入れず
「ハアッ⁉️他の優しい子に聞くし!」
と彼よりも明らかに大声で言ってやった。
ふいを食らったTG君は目を丸くして黙っていた。
私は、今度はトーンを落として、
「今、驚いたでしょう!皆んなこんな気持ちになるんだよ。突然大声で嫌なこと言われたら!」
その後TG君は黙っていた。
効き目があったかなぁ…