こういう優しさはなかなかないよ。お母さん。
B学童の、RNちゃんとRUちゃんは三年生と一年生の姉妹だ。👧🏻👩🏻
RNちゃんは、お姉さん。気が向かないと自分からは人に近づこうとしない、やや引っ込み思案の子だ。絡もうとすると、
「きも〜い。ウザ〜い。」
などと避けるうえに、こちらが忙しくて、手一杯な時(例えば、他の子の傷の手当てをしながら、泣いている子の話を聞いている時)に限り何かを言ってくるので、これは試し行動かしらと思いながら、なかなか関わりづらい子で余り遊び込んだことがない。
今年一年生で入所してきた彼女の妹のRUちゃんは、見た目はお姉さんより地味で、アトピーが辛そうで、ちょっと大人っぽい顔つきで、お世辞にも外見は可愛いという言葉からは少し遠い子である。
スタッフも人間なので、どうしても可愛い子をチヤホヤしがちだが、最近私は時間のある限り、この子をチヤホヤしている。
何故なら、やさしいからだ。(^-^)
私が忘れたタオルを持ってきてくれたり、落としたボールペンを探してきてくれたり、世話焼きなのに、承認欲求の強さは感じられず、どこまでもさりげない。
そして、
「○○さ〜ん!将棋崩し、しよう!」
と言ってきても、すぐに出来ない時は、その約束が二時間後や明日送りになっても、ニコニコして辛抱強く待ってくれる。私は別棟の仕事を終え、本館に帰ってきても、補食を食べているみんなの中にRUちゃんと、例のボルトのKG君を見つけたら、必ず声をかける。✋🏻
友人関係も良好だが、人が良いので、雲梯などで割り込みをされても文句が言えないのは残念。彼女が自分が損をしないよう、振る舞えるようになったらいいなぁと思う。そうなるようお手伝いしたい。
そして、お迎えに来るお母さんに
「とっても、気立ての良いお嬢さんですね!」
と声を掛けたが、ピンときていない様子。
忙しい親御さんなので、なかなか気づかないことも多いのだろう。
叱ったり、追い立てたりするばかりでなく、褒めてあげて欲しいと願うばかりだ。