AYちゃんの悪さがおさまってない。
B学童の三年生女王様、AYちゃんの悪さがおさまらない。
今年から三年生用に分けられた1Fの部屋で三年生の子ども達が5、6人でガヤガヤと喧しかったので、近づいて様子を見に行った。
すると中心に気の弱い、日頃からヘラヘラしているいじられキャラのメガネ👓君のTO君が、目の縁を赤くして俯いて両手首を片手ずつAYちゃんの一の子分と二の子分に掴まれて、それぞれ逆方向にひねられていたので、大声で注意した。
「あんた達!
寄ってたかって大人数で何やってるのっ!! 相手は一人でしょ!ありえないっ!!」
先ずは、TO君の手首を確認。そして本人にひどい痛みや我慢出来ない感じはないかを確認。
そして、実行犯の二人を捕まえて、
「なんで、こんなことしたっ⁈」
と聞いてみると、
一人は「泣いて面白かったから」と言う。もう
一人は「だって…AYちゃんが……」
私は目を吊り上げながら、
「えっ!なに⁈
聞こえない!!」
続きをやっと言う。
「……やれって…」
私はその後二人を結構きつく叱った。
それを見ていて、AYちゃんは、
「私は途中からしかやってないから。」
と平然と申告してくる。
私はそこは逃さない。
「途中だなんて、全然言い訳にならない。一人の子をみんなで囲んで!これはイジメだよっ!!」
「そして、貴方がやれって言ったんじゃないんですか?」
と周りに響きわたる声で彼女を注意した。
AYちゃんは頑固に黙秘を決め込んだ。そして私の話を黙って聞いていたが、彼女の心に響いたかどうかはわからない。
表情の薄いその顔が、ちよっと怖くなった。
人数の都合上、三年生だけ別のこの部屋に押し込められて三カ月が過ぎる。
ギャングエイジと言えば可愛い感じもするが、三年生という学年は、何を考え、何を始めるのか自分自身で決められる力が芽生える人生の大きな分岐点の様な気がする。
後悔しない様な毎日を大切に過ごして欲しい。
あぁー大変だった。
昨日は社員が体調を崩し、人数が足りなかったので、臨時職員の私が1Fの三年生の出退管理の仕事に入った。
登室すると、子ども達はランドセル🎒を背負って校帽を被ったまま、すぐに自分の分のQRコード付きカードを同学年同クラスのカードの束から選び、もう一枚の出退確認カードとともに指定された場所に収める。
それから、ロッカーに行きランドセルをしまいすぐに勉強道具を出して、学習タイムが始まる。QRコードカードはトランプのようにクラス毎にひと束にしてあるので、そこから自分のカードを探し出すのに一苦労。あっと言う間に受け付けに学校の勉強で頭を使い果してクタクタになっている子ども達の列が出来る。彼等にもう一種類のカードを提出させて、帰宅時間とお迎えの有無を確認して、ホワイトボードに彼等の名前のマグネットを時間に分けて貼り付けて行き、同じクラスの子から欠席の情報が入ると常勤に連絡するのだが、人数が多過ぎるものだから、これがもうぐちゃぐちゃになる。並んでることが出来ない子ども達が殆どで、誰がQRコードカードを収めたのか、出退確認カードを出したのか、そのうちカードケースをひっくり返され、カードもバラバラ、もうしっちゃかめっちゃか…😵
そして、三年生くらいになると、勝手に自分の判断で学童の建物に来ないで帰宅してしまう子もいるので、トランシーバーでのやり取りをしつつ目の前の子ども達の列をさばくのがもう…
子ども達と遊んだり、ふざけたりする時間は無く、逆に話しかけられると、混乱していていっぱいいっぱいなものだから、眉間に皺が寄ってしまうのが自分でも分かり、どうしても素っ気なくなってしまう。
帰宅も三十分毎に子ども達の名前を読み上げで、ホワイトボード通りに帰るよう指示しなければならないのだ。
これは、私の望んでいる学童の仕事ではない。
慣れれば、そう難しい仕事ではないのかもしれない。
工夫すれば、もっと効率よく出来ることなのかもしれない。
でも正直、もうゴメンだ。
あーーー疲れました。
外遊びは楽しいね!
今日もB学童の子ども達は元気だ!
外遊びの時間。
「○○さん!ポコペンやろう!」と一年生の男子達が私に群がってくる。
みんな、小さくて可愛らしいがソコソコのイケメンだ。悪い気分じゃない。私の人生二度目のモテ期かもしれない。🙊
ポコペンは缶を使わない缶蹴り的な遊びだ。
この遊びのルールをいくら繰り返し説明しても一年生にはなかなか浸透しない。でもやりたがるのだ。だから、私がずっと一緒に遊んでいなければならない。
一年生だもんで、ポコペン中でも、よく脱線する。大きな蟻の巣を見つけると鬼から逃げている最中でも立ち止まってみんながファーブル先生になる。🐜🐜🐜
梅雨でも、雨が降っていない、湿度は高いが気温はそこまで高くない今日の様な日は、本格的な夏の到来の前に思いっきり外遊びの出来る貴重な1日だ。
ここ数年の夏は、校庭の影のない場所での気温がすぐに、38、39度になってしまう。熱中症の危険を考慮して子ども達は殆どそとあそびができなくなっている。
これは仕方のないことだ。😞
せめて遊べる日はみんなで思いっきり楽しもう!!!
もっともっと直接やっちゃいな。
B学童では、子ども同士の揉め事は喧嘩に発展する前に、どちらかが怪我をする前に、早目に大人が入って止めるようにするというルールがある。
なので、どんな遊びも、例えばサッカーの途中でも、『どちらからぶつかった』とか、『わざとこいつが蹴った』などの理由で少し子どもがガヤガヤし出すと、大人が走って行って、仕切ってその場をおさめて、「ごめんね。」「いいよ。」をさせて、はいメデタシメデタシで終わらせる。
確かに、怪我人は出ないし子ども達は安全に遊べるのかもしれない。
でも、双方もっともっと言い足りなかったり、頭や心が整理仕切れなかったりの状態で何となく誤魔化され、流されることが多いのがとても残念だ。
私が友達とささやかに始めた休日児童館で、先日こんなことがあった。
とても仲良しの二年生男子のTA君と三年生男子のJU君がファミコンゲームの最中に珍しく結構激しく揉め始めた。二人共普段からまあまあお行儀が良く、問題行動も殆ど無い。二人に共通して言えることは、慎重で、即ち臆病であまり冒険をしないところだ。そして、特にJU君は、今時の子どもらしく共感性が低めで自己中なところが目立つ。
とにかく、そんな二人が喧嘩し始めたので、私はちょっとワクワクして至近距離で二人の揉め事の成り行きを眺めていた。私はこんな時絶対に止めたりしない。生の感情をぶつけ合えるこんな機会は寧ろ、彼らには、宝物とも思えるからだ。激しい口論が続き、堪え切れなくなったTA君が拳を握り締めた。私はその時、
「やっちゃいな!殴り合っちゃいな!つかみ掛かっちゃいな!もっと本格的に喧嘩して!」
と囃し立てた!
おばさんが、目をキラキラさせながら、こんなことを言うものだから、二人のバトル熱は一息に冷めて、シーンとなってしまった。
そのあとは、
二人は目を見合わせてクスクス笑い始めた!
あー、これだな。この二人にはこんな揉め事はバカバカしいと冷静になって考えられる知性があるのだな。と思い、とても嬉しくなった。
こういう瞬間に出会えるのが、こういう仕事の醍醐味なのだ。
今年の相撲大会に、RIちゃんが再挑戦した!
今年のA地区の相撲大会に、例によってA学童のOB、四年生男子KT君と彼のクラスメイトのNAくんが出場した。
私は勿論A地区の体育館に応援しに行った。
が、もう一つ不調から抜け出せないKT君は、二回戦目であえなく敗退してしまった。相撲大会出場初のNA君は、一回戦目で負けた。
大会開始が告げられ、出場者がバラバラと体育館の中央に集まっているのをボーっとして眺めていたら、去年二回戦目に優勝者と当たり、接戦の末、負けて悔し泣きをした四年生女子のRIちゃんの姿が見えた。
私は驚いた。何故なら、去年負けてから以降、RIちゃんがお相撲の稽古をしているのを見たことはなかったし、彼女の口から相撲の話を聞いたこともなかった。
ただ、RIちゃんのお母さんから聞いた話では、最近RIちゃんが反抗期なのか、何も喋ってくれなくなって困っているということは聞いていた。学童を三年生で卒所してから、学童の部屋に遊びに来ることも殆どなくなった。
そして、私に会っても下を俯いたままだったり、そっぽを向いたりして声を掛けてくることもなくなっていた。😥
でも、そっと距離を取りつつ見守ってきてはいた。彼女のことが好きだから。
今回の相撲大会は、RIちゃん本人からお母さんに申し込んで欲しいと言ってきたらしい。口数は多くはないが、負けず嫌いで芯の強い子だから、余程去年のことが悔しかったのだろう。
結果は三回戦で敗退。家族全員で彼女を応援に来ていた。素敵なご家族だった。
今年も彼女は泣いていた。
来年もこの会場で会えたらいいなぁと思った。
分かった!分かった!ずっとそばにいるからね。
B学童にいて、最近「あれ?」と思うことがある。子ども達、特に一年生のリクエストの言葉の種類に変化が見られることだ。
因みに今までは、
「先生!見て!見て!」「ねぇ、聞いて!聞いて!」「一緒に遊んで!遊んで!」
くらいだったのが、
学者タイムなどの時間に私の片腕を掴んで、
「ねぇ、お願いだから、ずっとそばにいて!」
と言われることだ。
それも、一人の子どもだけではない。そばにいて欲しいと乞いてくる子どもが数人いて、
「どーしたー?なーに?」
と聞いても原因がよくわからない。宿題の何かが分からないと言った様な理由を慌てて考える子もいるが、どうも何かが不安な様だ。
そう言われたら、私はその子の気が済むまでしばらくじっとそばにいることにしている。
しばらくそばにいて、その子がそのことに満足し、他の子どもと話し始めたりして、私のことを忘れてしまったかなくらいのタイミングでそっとその子の視界からフェイドアウトすることにしている。
私がそばにいることで、安心を得られるのなら、お安い御用だ。確かに私は勉強も積極的に教えている。ノリがいいので、ちょっとした冗談にもノリツッコミする。でも、聞くこともなく、特に何か話したい面白い話があるわけでもない様だ。
もしかして、家でもお家の人が忙し過ぎて、そばにいてやることもままならないのかも知れない。
それとも、この学童の部屋は人が多過ぎて、煩くて落ち着けないのかも知れない。
この子達が楽しく過ごせる為に、何か役に立つのなら、何でもしてやりたいと思ってる。
校庭でも、ちょこちょこと「遊ぼう、遊ぼう」
と言って、ヒヨコの様についてくるこの子達が可愛くて仕方がない。
可愛くて仕方がない一年生が、可哀想で仕方がない、になっていくようにはしたくないと考えている。🤔
これが出来るのが小学生!
B学童の一年生のALちゃんは、入所してから少しの間、当所出来ない日が続いたが、お母さんの根気強い説得もあり、今は頑張って何とか学童に来ている。(2017・4・23のブログをご参照ください。)
気が強いところはあるものの、そこはまだまだ一年生。何かにつけ、○○先生、○○先生と言って私を頼ってくるので、私も情が移ってしまい、小さな彼女に呼ばれると、ついつい精一杯彼女のニーズに応えるべくはりきってしまう。
まだまだ甘えん坊さんの彼女だが、最近これはALちゃんのGOOD JOB 認定 ということがある。
それは、同じ一年生女児のTSちゃん、この子も施設の中に入れずにお母さんがお迎えに来るまで、ずっと玄関に座り込んで二時間も三時間も待っている可哀想な子だったのだが、お互い学童に馴染みにくい者同士通じ合うところがあるのか、段々仲良くなってきて、この頃手に手を取りあい、ここ何日かALちゃんがTSちゃんを引っ張るようして施設の部屋の中に入って来るようになったのだ!!
そして、学習タイムも同じテーブルで勉強し、外遊びも二人でちょこちょこと走り回っている。
同じ気持ちの二人がこうやって同じハードルを飛び越えようとする、何て素敵なことだろうと爽やかな気持ちになった。
^ - ^👍🏻