ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

TI君がいなくなった!

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私たちの施設児童館に足繁く通ってくれる双子の六年生男子のTI君とKS君。先日も相撲大会で頑張ったTI君。私は彼から色々な意味で目を離せられない。

 

TI君が、近くのプレイパークに行きたいと言うので、四年生のYO君が一緒に行くことになった。

TI君は、とにかく物覚えが苦手で、新しい場所になったこの児童館にも五回は来ているのに、双子の弟のKS君と一緒じゃないと来ることが出来ない。

二人が出かけて暫くして、何故かYO君だけが、戻って来た。

どうも、YO君がバスケット🏀のシュートをしようとしていたすきに、いなくなってしまったらしい。

 

私たちは心配した。どこに行ってしまったんだろう⁈  😨

以前も家に帰ると言って、帰ったが来ることが出来ず迷子になりかけた!

パニックになって自転車に乗ったまま、どこかへ行って事故にあったりしてないだろうか?😱

児童館に来てたみんなが総出で彼を探しに行った。

 

だいぶ、時間が過ぎて彼が三年生のJU君と戻って来た。

プレイパークでばったり会ったJU君と意気投合して、そのままJU君宅に上がり込み、おまけにハンバーガーまでご馳走になって来たというのだ。

よって、またまたTI君は、指導員のP君及び全員にしこたま怒られる羽目になった。そして、迷惑を掛けた全員に謝るよう言い渡された。

TI君は悪いことをしたという自覚が全く無い。なので、皆んなに何故謝らなければならないのか、納得がいかない。

本人にとっての理不尽に耐えかねて泣き出した。

暫く膝を抱えて一人で泣いていた。

皆んながおやつを買いに行ってる間、私とTI君は二人きりになったので、

私は彼のそばに座った。

彼が泣きながら言う。

「俺なんか、またやらかしたゴミでクズなんだから、もう死んだ方がいいんだ!」

この『俺なんか死んだ方がいいんだ。』を私は彼から何回聴いただろう。

私はこの言葉を聞くたびに心がヒリヒリする。

こちらの番だ。

「あのさぁ!死んだ方がいい人を誰が心配して探しますか⁈」

「皆んな、心配で心配で探し回ったんだよ。ゴミとかクズだったら、放ったらかしでいいんだから。皆んな、TI君が大事だから、探したのよ!」

興奮した彼の頭には私の言葉はスンナリ入らない。

私は彼が落ち着くまで、落ち着いてからも、何度も何度も『貴方が大切だから心配して探した。』を繰り返した。

暫くして、彼はケロッとした表情になった。さっきのことは大分忘れたらしい。

でも、彼が泣くたび出てくる言葉から彼が今まで、周りの人に言われたことに傷ついていること。そしてその傷は結構頑固で治りにくいものだということが推し量れる。

TI君がこの世の中で、なんとか行きていけるよう力になってやりたいと心から思っている。