ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

本当によく頑張った!!💧

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私たちが開いた私設の児童館のヘビーユーザーの一人、TI君。(2017・12・25のブログをご参照下さい。)

先日、彼を含めて四人の力士が大きな相撲大会に出場した。

結果は残念ながら全員緒戦敗退だった。

TI君はというと、自分より体重が何倍もある他の力士たちや大会の出場者や観客の数や、会場の広さなどetc.に圧倒されて、完全にのまれてしまっていた。

開会式から彼の試合までには何時間もの待ち時間があったので、私は彼の気を紛らわすべく、会場の横にあったゲームのブースなどに連れて行った。彼はとにかく忘れっぽいのですぐに迷子になる。一人で人混みの中に放っていくことは出来ず、私は実質六年生のTI君の小さいか細い手を引いて、あちこち歩き回った。

TI君のお母様が、午後になって彼の応援に駆けつけて来た。

彼の試合の土俵の横で双子のしっかり者のKS君がゲキを飛ばす。KS君自身は空手をやっていて、こういう場は慣れている。言葉で頼りない兄の背中を押しまくる。でも、TI君はほぼパニック状態で泣きっぱなしで怖がる一方…

名前を呼ばれた!

 なんとか立ち上がった。

立ち上がって土俵のきわに立つも、彼は泣きながら、もじもじして祈るように組み合わせた自身の拳から、折り曲がり切らない左右の人差し指と中指を擦り合わせて佇んでいる。

痺れを切らした行司や、他の大人が彼を仕切り線で構えるよう、うながす。

 

諦めた彼は構える!!

そして、

でっかいでっかい相手の胸に、

頭から突っ込んでいった!!!

 

あっという間に土俵の外に押し出された!

 

TI君は、ありったけの勇気を振り絞った!!!

それだけで、十分だ。

 

願わくば、あの時の気持ちを忘れないで欲しい…TI君、貴方は本当に頑張ったんだよ。