ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

もっともっと直接やっちゃいな。

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B学童では、子ども同士の揉め事は喧嘩に発展する前に、どちらかが怪我をする前に、早目に大人が入って止めるようにするというルールがある。

なので、どんな遊びも、例えばサッカーの途中でも、『どちらからぶつかった』とか、『わざとこいつが蹴った』などの理由で少し子どもがガヤガヤし出すと、大人が走って行って、仕切ってその場をおさめて、「ごめんね。」「いいよ。」をさせて、はいメデタシメデタシで終わらせる。

確かに、怪我人は出ないし子ども達は安全に遊べるのかもしれない。

でも、双方もっともっと言い足りなかったり、頭や心が整理仕切れなかったりの状態で何となく誤魔化され、流されることが多いのがとても残念だ。

私が友達とささやかに始めた休日児童館で、先日こんなことがあった。

とても仲良しの二年生男子のTA君と三年生男子のJU君がファミコンゲームの最中に珍しく結構激しく揉め始めた。二人共普段からまあまあお行儀が良く、問題行動も殆ど無い。二人に共通して言えることは、慎重で、即ち臆病であまり冒険をしないところだ。そして、特にJU君は、今時の子どもらしく共感性が低めで自己中なところが目立つ。

とにかく、そんな二人が喧嘩し始めたので、私はちょっとワクワクして至近距離で二人の揉め事の成り行きを眺めていた。私はこんな時絶対に止めたりしない。生の感情をぶつけ合えるこんな機会は寧ろ、彼らには、宝物とも思えるからだ。激しい口論が続き、堪え切れなくなったTA君が拳を握り締めた。私はその時、

「やっちゃいな!殴り合っちゃいな!つかみ掛かっちゃいな!もっと本格的に喧嘩して!」

と囃し立てた!

おばさんが、目をキラキラさせながら、こんなことを言うものだから、二人のバトル熱は一息に冷めて、シーンとなってしまった。

そのあとは、

二人は目を見合わせてクスクス笑い始めた!

あー、これだな。この二人にはこんな揉め事はバカバカしいと冷静になって考えられる知性があるのだな。と思い、とても嬉しくなった。

こういう瞬間に出会えるのが、こういう仕事の醍醐味なのだ。