いや、少しは真面目になろうよ。
脚にしがみつくのと、キスが大好きなFH君は二年生男子。彼は常にヘラヘラしていて、人懐こくて、本気なんだか本気じゃないんだか、分かっているんだか、分かっていないんだか、よくわからない???子である。🤔
でも、ほぼいつも笑顔で、会うと必ず話しかけてくれる彼を、私は可愛いと思っている。
昨日、そのFH君が、校庭で遊んでいる子ども達の間を物凄いスピードで駆け抜けて行った!そして、私を見つけると、私に突進してきて私の後ろに回り込んだ。🏃🏻💨
真っ赤な顔をしてFH君を追っかけていたのは、イケメンで真面目過ぎる二年生男子のNA君だった。😡
NA君が言うには、FH君と一緒に鬼ごっこをしていたのだが、FH君がズルばっかりして全然ルールを守ってくれず、誤ってと言っても、謝らないのだという。
私はその場でFH君に、NA君の言ってることに間違いが無いか確認した。FH君は、もう半分逃げながら
「そうだよーー」
と言いながら走り去ってしまった。
私が捕まえて無理矢理謝らせることは、出来たが、周りで聞いていた女子達もNA君と一緒に追っかけ始めたので、少し様子を見ていた。
NA君が遂に追いつき、FH君を押し倒し、(柔らかい人工芝の上)四つん這いになって仰向けのFH君を押さえ込んだ。
FH君は、その体勢でも何だかヘラヘラしていて謝ることができない。
そして、隙をみてちょっと自由になった右手を、NA君の掌から引き抜き、やわら、NA君の鼻を結構な強さでパシンと叩いた。
NA君の鼻から、鼻血がツーと滴り落ちた。
これは、もう黙って見ている訳にもいかず、ティッシュを出してNA君の鼻を押さえながら、FH君に、
「今のは、本当に駄目だよ。自分が悪いのは分かっているよね。NA君に謝りなさい。」
と本気で叱った。FH君は、
「ご・ま・ん・な・さ・い」
とまだ、ふざける。
「ごまんなさい じゃなくて ごめんなさいでしょ!」
NA君は、鼻血を出しながら、顔を真っ赤にして、目を潤ませている。
とうとう、昨日はFH君の口から謝罪の言葉を聞くことができなかった。幸い、NA君は、普段から鼻血が出やすい子ですぐに止まった。
明日、再度トライする。