ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

難題につき

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四月より新しく保育園から来られた若い男性社員がいる。

慣れない多人数の児童にてんてこ舞いしていたかに見えた。😮

彼は余り口数の多い方ではないので、話し掛けるのも躊躇われ、余り言葉を交わしたことも無かった。
外見はピアスの穴を開けていて👂🏼、髪型はツーブロック、がっしりとした躰つき、一見強面で私の周囲には余りいないタイプだ。

運動神経が良く、サッカー、バスケ何でもござれとのこと⚽️🏀。自分が運動が苦手なので、それだけでもイケメンに感じるのに、二十代前半だが、落ち着いてみえるのは、もうお子さんが一人いらっしゃるからか。本人が言うには、年上の女房の連れ子だとか。性格もさらに男前だ。

本日、子供たちが帰った時間に、他三人のスタッフと五人で、少し残って職場で話をする機会を得た。

私が通常業務を早めに終え、今年度の目標などを書く提出書類をうんうん唸って書いていて、途中気分転換に向かいに座っていた私より何歳か上の元小学校教員のMさんという男性スタッフに話し掛けた。
「あのう、Mさんが現役で教員をされてた頃から、『発達障害』という言葉はありましたか?」
「いえ、『発達障害』という言葉が知られてくるようになったのは、ここ10年くらいじゃないですか?」
というやりとりとなり、少し互いの知ってることを確認し合った。

その途中から、例の男性社員のJ先生が珍しく話に割って入ってきて、保育園時代のグレーゾーンの子の傾向を語った。
「そういう子は、集団行動の中にあってこそ、人の話が聞けないとか、みんなと一緒に動けないとかがわかるので、三歳児検診の時は、非常に見つかりにくいんですよね。」
確かに、一対一でなら普通にコミュニケーションがとれる子が多い。
ただ、保育の経験のある人なら、何日か集団行動を見てるだけで、あの子とあの子という風に分かる。

「そういった子が、この学童にも何人かいますが、親御さんも自分の子供をそうとは認めたくないし、こちらは診断できる立場でもないし、難しいですよねぇ。」といったはなしとなり、こういう子が問題行動を起こした時の対処について、議論が分かれた。

私が尊敬する10歳くらい上で、男手ひとつで二人のお子さんを育て上げたKさんは、
「みんな、気を使い過ぎるんだよなぁ。何か構い過ぎて…他の子と同じように悪いことをした時だけ、同じ様に怒ればいいんじゃないの?」
という。それはそうだが、正論だが、あくまで障害なので、本人悪気があって、暴言を吐いたり、暴力を振るったりするわけではなく、ただ怒っても良い結果につながることは少なく、自分でもそこまでやろうとは思っていなくても、理不尽に体が勝手にやってしまうところがあるわけでそこを斟酌してやらなければならないのでは…
私は疲れた頭をフル回転させたが、声にはならず、

続けてJ先生が、
「僕はその子達が大人になって悪さをして欲しくないから、普通に手加減せずに怒る時は、怒ります!」
と、言い切った。言いっぷりは流石の男前だったが、どうだろう…

私の中にあるひとつの課題に又向き合わさせられた。(−_−)

ただ、J先生の真面目な人柄を垣間見たことと、短い時間ながらも、みんなと久しぶりに、こんな話題で真剣に語り合えたことが嬉しかった。