ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

本当の公平性って、何だろう?

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常日頃から、安全性・公平性を優先するB学童で、卒所の為のお祝いのイベントをした。

ひとしきり校庭でクイズ大会などをした後に、室内でお菓子を配った。

私はラムネ菓子の担当、お隣は若い女性スタッフのTさんがリンゴジュースを配った。

みんな、一例に並ばさせられて、オモチャの10円紙幣とお菓子を交換していく。

そろそろラムネが残り10袋ぐらいになった時、校庭のクイズ大会でお手伝いをしてくれた五年生が三人並ばずに私の横に来た。👦🏻👦🏻👦🏻

「あのー、校庭で手伝って、来るのが遅くなって、俺たちこの後予定があってちょっと急ぐんですけど…」

私は
「お疲れ様〜ありがとありがと。」(^-^)
と言ってその場で即座にラムネ菓子を渡した。
それを見聞きしていた隣のTさんもそうしてくれると思いきや、
「一年生もちゃんと、列の最後に並んでいるんだから、あんた達も最後にちゃんと並んで!!」

そこは、違うんじゃないか、それは本当の公平じゃないんじゃないかと思った。けれども、私は上手に咄嗟に動けず、
彼等は結局、
「じゃあ、もういいや!」
とラムネを置いて、走り去った。😿

折角、手伝ってくれて、割り込まずに紳士的にことの次第を説明してくれたのに…

もし、校庭での手伝いがなければ、列に並んでも間に合ったのに。
手伝いの労力がー3だとしたら、列に並ばせずに横からこそっとジュースをあげれば、+2ぐらいは返せたのに。

何もしてない一年生は±0だ。

先日、部屋で上着を着たままでいるのは非常識だと無理矢理脱がさせられ、泣くまでお説教された三年男子はどうだろう。
後日、お迎えに来た親御さんが言うには、少し寒がりなんでという事だ。
みんなには、23°に感じた室温も彼には、18°だったかもしれない!いずれにせよ、上着を脱いだ彼には決して心地よくない室温だったはずだ。

騒音とか非日常が苦手なASD(自閉症スペクトラム)の子供達が大人の出し物の踊りを見なければならない時、落ち着く為にしていた塗り絵を、踊る側に失礼だからと取り上げるのは、タダでさえ、いたくない空間にいるあの子達にとって、マイナス+マイナスだ!

何でみんなが±0≦になるようにしないのか。
マイノリティの公平は考えないの?

何も手伝わずに並んでお菓子を貰えばよかった?
寒がりな彼には18°で我慢しろと。
塗り絵なんか我慢して、じっとして観て、したくない拍手をしろと。

足の悪い子本人が望まない競争に無理矢理参加させて、他の子達と同じスタートラインに立たせて同時にスタートさせることに心は痛まないのか?…
それが公平性⁉︎

感性が違い過ぎるのか。

例えば、りんごジュースの時、周囲にも聞こえる声で私が堂々と

「ここにいる五年生のお兄さん達は、忙しいのに今日の会の為に一生懸命お手伝いしてくれました。少し急いでいる様だから、並ばないでも、ここでお菓子とジュースあげてもいいよね。」

話せば、よかった〜〜!!

私の頭の悪さと優柔不断さに悔いが残った。

子供達みんなの心が豊かになる良い学びのチャンスだったかもしれなかったのに!!!