インフルエンザが大変。
A学童の一年生が学年閉鎖になった。そして、引き続き二年生が学級閉鎖になった。
この期間は自宅でゆっくり過ごすようにするのが原則だが、親御さんが二人とも働いていて、低学年の子どもに留守番をまかせられない時は、インフルエンザに罹患していない限り学童に預けることが出来る。
というわけで、私は昨日も午前中はA学童。午後はB学童とハシゴをして、一日中子どもまみれになっている。
先日降った雪のせいで☃️❄️校庭がぐちゃぐちゃなままの子どもたちは外遊びが出来ず、施設内で一日中過ごす。
有り余ったエネルギーを部屋の中で発散させるのだからそれはそれは大変なことになる。
靴下を履いたまま、フローリングの床の上を駆け回って転ぶのは当たり前。友達とじゃれあって頭をぶつけたとか、脇腹を痛めたりとかなどなど、一日中幾度冷凍庫から保冷剤を出してハンカチでくるんで渡すことか…
外遊びが出来る日より、怪我が多いような気がする。
ともあれ、軽い怪我をするくらい元気ならそれにこしたことはない。
頰を真っ赤にして、キャッキャ笑ってる子ども達を見てると、子どもはこうあるべきだなぁとつくづく思う。
人の話をきちんと聞くことができなかろうが、シンとした場面でついふざけてしまいじっとしていることができなかろうが、場の空気を全然読めずに変な声を出したり、大声で喋ったりして浮いていようが、
みんな元気でいて欲しい。
こんな女子はまだ、いるのね。
インブルエンザのため、一年生が学年閉鎖になったA小学校。A・A'学童ともに今週は朝から開所となった。
午前中の利用者は一年生だけなので、A・A'学童の合同保育となった。
普段遊ぶ機会があまり無いA'学童の子ども達とは男子は比較的すぐに打ち解けられたが、女子はなかなかそうはいかなかった。
特に、本棚の前でずっと本(コミック?)を読んでいた女子たち三人組とは少しも遊べなかった。
お昼になり、お弁当🍱の時間になったので、各自五、六人ずつ自由に、テーブルについた。私もいつものように子ども達の中に座って一緒に食べることにした。
例の三人組プラス一名、A学童のHAちゃんが四人で一つのテーブルに座った。そこが一番人数が少なかったので、私はことわりをいれて、そこに加わった。アクの強そうな三人組と能天気系のHAちゃんの組み合わせが少し心配だったのもあった。
自分たちを相手にせずに、男子とばかり遊ぶ大人である私を彼女たちがよく思っているわけもなく、お弁当箱をテーブルにのせた瞬間から私をターゲットにしたディスりが始まった。
「なに、そのお弁当箱、じみ〜」
と一人が言うと、もう一人が箸を見て、
「みてみて、箸も超🥢地味〜」
私はお気に入りのバンダナ柄の紺色の蓋のお弁当箱と同じく、こだわりの紫色の透明なアクリルのお箸をけなされて、若干憤慨した。だって、この年でマイメロやダッフィーのお弁当箱は買わない。私はひたすら黙ってこの後どう出るかを待った。
お弁当箱を開けると、
「はぁ!中身も地味!」
と始まった。
一応頑張って?焼いた卵焼きとブロッコリーとトマトとシュウマイと昨日の残り物の唐揚げのおかずに明太子の海苔の海苔弁当🍱。色的にも三色揃ってるし…
😢
彼女たちと比較してもそう見劣りもしてないっていうか、寧ろ…
相手が子どもなのにうじうじした気持ちになった。情けないわたし。
そんな時、能天気のHAちゃんが顔をニコニコさせて私の足に小さな可愛い足をのせてきた。
デーブルの下の出来事に勇気をもらって、ひたすらその後も続いたディスりに耐え抜いた。
女子は時にこういう感じになる。
だから、男の子と遊んじゃうダメな私。
次回はもっと上手くやろうと大いに反省した。
ST君、頑張ったよ!
昨日、A学童の有志が、A地区の相撲大会に出場した。
その中に三年生のST君がいた。彼はASDで、ADHDもアスペルガーも持っている。三年生になった彼はいつもは元気で、声も大きく、うまくいっているときは、友達とも楽しくあそんでいる。
ただ、日常と違うイベントごとに調子を崩し、先日のドッジボール大会でも、大暴れした。全員が整列して座っている場面で、体育館を大声で叫んでふざけながら、ぐるぐる走り回って大会の責任者に直接ひどく叱られた。
一年生の時は体育館で何かをすると聞いただけで、行きたくないと駄々をこねて、部屋の隅で寝っ転がって、抵抗したものだ。
彼が、A小学校から離れているA地区区民館まで移動して、相撲大会に、出場することを決心したことだけでも、大いに評価できる。
出場メンバー申し込みに、しっかりST君は名前を記入していて、当日まではやる気満々だった。
いつも過ごしている場所からの移動、他の学校の知らない子ども達・知らない大人たち、相撲という格闘技への参加、様々なものを乗り越えた先にST君の挑戦があった。
それは、すごいことだと思っていた。だから、彼が会場である地区区民館へ移動する直前に、
「○○さーん、やっぱり、行くのやめようかなぁー 太ももがなんだか痛くなってきた。」
私は出たなと思い、
「応援団でも、いいからさぁ。取り敢えず行ってみたら?多分見ているうちに相撲が好きなSTちゃんは出たくなると思うよ。」
「悪いけど、それは絶対無い!!」
こんなやりとりをしながら、外へ連れ出し、会場へ向かう途中も、彼が好みそうな違う話題で気を紛らわせた。
会場に着いてからも、
「やっぱ、無理!」
と言うので、
「じゃあ、出たくなったら出るということで、決めないでおいたら?」
という私の提案を渋々受け入れ、
いよいよ始まると、皆んなの応援の熱気と、目前で闘い合う一年生たちの楽しそうな姿を目の当たりにして、彼は変わっていった。
しばらくして、
「○○さん、やっぱ、俺でるわ!!」
「よし、じゃあ手続きしてくるね!!」
ここまで、モチベーションを上げるともう大丈夫。
結局、強い相手にあたってしまい、一回戦で負けてしまったが、相撲の結果は問題ではない!
相撲大会に迷いながらも出場し、自分の試合が終わったあとも(途中、帰りたがったが、)最後まで、会場にいて閉会式にも参加した ということを成し遂げたことが素敵だということ!!!
彼は確実に成長している。すごい!
闇は想像したより、深いかも。
B学童の三年生のTM君は、他の子と比較して精神的に酷く成熟していて、大人も含め、人に対する言葉が酷くて、ちょくちょくとても人のカンに触る物言いをするせいか、嘘を頻繁につくせいか、勿論それらのせいだけじゃないのだろうが、今いじめにあっている。(2017・10・14の記事をご参照ください。)
身なりや見た目は、小綺麗で、顔もそこそこ整っていて、キモいという表現からは遠い子である。
今日も、三年生の部屋の担当になった時に、彼がロッカーにランドセルをしまおうとしている後ろからMT君の脇腹をキックしたり、わざと側を通り、肩をぶつけたりする三年生たち。最早、クラス関係なく、女子も男子もMT君に対して酷い仕打ちをする。
学習タイムは自由席だが、どのテーブルへ行っても、
「MT、ウゼエからここにくんな!!」
「あっちに行ってよ!キモい!」
「おめえの前に座りたくねえんだ よ!!」
などなど、彼がドリルを広げようとする先々で、皆んなからここに来るなと言われ、挙げ句の果て、受け付けの常勤スタッフの隣の特別席で宿題をすることになった。
私はB学童では、年末から三年生を担当することが無かった為、こうまでひどいことになっているとは思わなかった。
それを見て私はすぐにイジメとも言える暴力をしたり、言ったりした子たちと15分くらい戦ったが、(かまってちゃんが多いので追いかけると笑いながら喜ぶ。)キリがないので、何人かのお尻を叩いたあとに、彼のそばに座って、勉強を見ていた。
そして、
「あのさ、なんでこんなことになっちやったのかな?」
と、何か言って欲しくて彼に尋ねた。
饒舌なTM君は、
「俺は、皆んなに叩かれたって、蹴られたって、全然痛くないから…」
と小さな声で応えた。
そういうところが生意気に見えて損してるんだよなと考えていたら、更に小さな声で、
「俺のお父さんにされる方が一億倍痛いから…」
と言った。
この私がそれを聞き逃すはずはなく、
「えっ!それってお父さんが貴方に暴力を振るうってこと⁈」と私なりに精一杯小さな声で聞くと、
うんと頷く。
彼には年の離れた高校生の兄がいたはずだ!
「お父さん、お兄さんにも、暴力振るうの?」
「もしかして、お母さんも⁈」
(これは、わたしがお母さんも振るわれているのか?の意味で聞いたのだが…)
「兄貴もやられてる。お母さんは天使。」
「お母さんに暴力振るわれたことはない。」
私は言葉足らずに気づき、
「そうじゃなくて、貴方もお兄さんもお母さんも三人ともお父さんに暴力振るわれてるの?」
と聞き直した。
「うん。」
「それって、お父さんがお酒飲んでいる時?」
「違うよ。飲んでいなくてもいても。でも、お父さんが正しいからそれでいいんだ。」
いやいやいや。暴力がどう正しいのだ。
「あのさ、それって家庭支援センターとかにお母さん相談してるのかなぁ?
それとも、他の誰かに。」
急に彼が身構えた。そして、
「うちはそれでやってるから、そういう家だから、いいの。そういうの全然いいから。」
「担任の先生にはこのこと話したことある?」
「してない。」
MT君の行き過ぎた言動には、バックがそれも相当危なっかしい裏事情があったのだろう。
それで、パズルが繋がった気がした。
私はそのあとはこの話はストップして、彼がしたがっていたカードゲームや何かで、彼の帰る時間まで遊びに付き合った。
そして、すぐに施設長にことの次第を話した。学校に知らせて、確認をとるとのこと。
彼は一年生の時に隣のA地区からこちらのB地区に引っ越して来ていて、転校もしている。そこいら辺にも何か事情がありそうだ。
施設長、その他の常勤も他の子ども達にMT君がそこまで酷い目にあっていたことにすら、気づいていなかったようだ。
情けない…
全児童受け入れで子どもが多過ぎる中、こうやって犠牲になっている子が何人いるのだろう?
今日のところは、目には目を
A学童でのこと。
二年生男子のTG君は、昔で言うところの「きかんぼう」だ。
負けず嫌いでよく動き回る。
ただし彼の場合、この「きかんぼう」には、人の話を聞かないという、「聞かんぼう」の意味も強い。
いつも、眉間にしわを寄せて、怒鳴って人を威嚇する。そして、友達の言うことも、スタッフの指導も全然聞かない。
今日もレゴで作ったベイブレードで、バトル遊びをしていた時に、友達の言うことを聞かずに、わーわー自分の主張ばかりしていた。
私は近くに座って、見よう見まねでレゴでベイブレードもどきを作っていた。途中、繋ぎ目が分からなかったので、
「TG君、ここどうなるかちょっとみせてくれない?」と話しかけたら、わたしの言葉の後半にかぶせて、
「ハアッ⁈⁉️何いっちゃってんの?絶対やだし!」
と不必要な大声で言ってきたので、私は間髪入れず
「ハアッ⁉️他の優しい子に聞くし!」
と彼よりも明らかに大声で言ってやった。
ふいを食らったTG君は目を丸くして黙っていた。
私は、今度はトーンを落として、
「今、驚いたでしょう!皆んなこんな気持ちになるんだよ。突然大声で嫌なこと言われたら!」
その後TG君は黙っていた。
効き目があったかなぁ…
みんな、偉いね。
学校の冬休みは終わってないが、学童を利用している子ども達の一部は、親御さんの仕事始めに合わせて4日から登所する。
人数はそう多くはないが、全児童を受け入れているB学童には、一年から六年生まで、5日の今日で大凡50人がやってきた。
冬休みで少しはお家🏠で甘えられたのか、皆んな微妙に落ち着いていて穏やかだ。
午前中の1時間の学習タイムも静かで、スタッフが注意することも殆んど無なかった。
私は正直、このシーンとした空間が苦手で、騒ぎたくなったり、ふざけたくなったりする。せっかく久しぶりに会ったのだから、子ども達と喋りたい!
勉強をみるふりをして、別のことを話しかけてつい盛り上がってしまったら、施設長に注意をされてしまった。
チェッ!
普段の皆んなもきっとこんな気分なんだろうな と思った。
お正月に因んだ遊びということで、百人一首を少しと、コマを回して遊んだ。
B学童の男子は、コマにはそれ程興味を示さず、参加者8人中男子は二名だけだった。それも、コマに紐も巻けない一年生と、結構上手いが自分の楽しみを優先させることに命をかけている二年生のFG君の二人なので、女子はしっかり者の女子達に他の女子に巻きかたなどを指導するよう頼み、私は二人の男子につきっきりとなった。👦🏻👦🏻
FG君は私とのバトル(どちらのコマが長く回っているか)を、し続けたがり、そっちに気を取られて、コマにやっと紐が巻けても、投げ方が全然できないRY君を丁寧に見ることが出来ず、どちらも半端になってしまった。😣
FG君のお母様は大変厳しく、息子達が忘れ物をするとゲームをしたり、TVを観ることを一週間禁止したりする。
家では大変いい子ちゃん達らしい二人が学童に来るとパワー全開で大変だ。
よくあるパターンだが、年の始めからこれじゃあ…
まあ、でも来週の月曜まで家や旅先でゆっくりしている子達に比べれば、ここへ来る選択肢しかなくて、集団生活にへこたれずに頑張っている彼らはやっぱり偉いと思う。
あなたは一体何がしたいの?
A学童の三年生男子のKN君は、一時期将棋にはまり、将棋会館にも通い、段位を持っていらっしゃるお父様にも教えてもらっていた。その為か、物凄く強くなり二年生の秋ぐらいには、私が全然歯が立たないくらいに強くなった。
棒銀戦法などもマスターして私も教授してもらった。
その頃はA学童に行く度に決まってKN君に、
「将棋やろう!!」
とさそわれたものだ。
しかし、彼の中でだんだん将棋熱は、冷めていった。
何を考えてKN君がそうなっていったのかは分からないが、親御さんの話や本人の言動から推測するに、将棋会館で自分より強い相手に沢山出会い、負けを重ねるうちに、自分の実力を見限ってしまったようなのだ。
今では、私の方から
「KN君、将棋やろう!!」
と誘っても
下を向いて首を振るばかりとなった。
そして、問題なのは将棋熱が冷めると共に彼が物事全般に投げやりになってきてしまっている ということだ。
三年生男子で、発達障害傾向の強いSR君と一緒になって、学童をかき回すようにさえなって来た。
エキサイトすると注意する職員に対しても大声で、
「おめえ!うるせえんだよ!!」
と応戦する。
先日の地域のイベントでも、皆んなが整列している際に走り回って、騒ぎ立て、地域の責任者から直接叱られる始末。
もはや、コントロール不能な状態だ。
この冬休みで、何か良い方向に変わればいいのだが…