ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

えぇ〜まるで当たり屋…

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B学童のET君が、またも活躍してくれた。

≪グリグリ事件≫(2016・10・26参照)でKさんを散々困らせたET君だが、今度は私の尊敬すべき先輩、もと生保レディでバリバリ稼いでいたYさんが餌食になりかけた。

 

彼女が、二年生の女の子と将棋で遊んでいて、落ちた駒を拾おうとしたら、そこにET君が自らぶつかって来て、こう言った。

「あーっ!!○○さんが僕にぶつかって来て、謝らない!!」

Yさんは慌てて、

「何、言ってるの!!そっちからぶつかって来たんでしょうに!!」

と大声で叫んで、すぐそばにいた社員を捕まえて、

「この子ったら、自分からぶつかって来て、私に謝れって言うんですよ!!」

と瞬時に行動した。

幸い、その社員もその現場を目の当たりにしていたので、Yさんの無実は証明された!

でも、もしその現場を見ていた人が誰もいなかったらと思うとゾッとする。

Yさんの気持ちは収まらなかった。

彼女はその夜、私に電話をしてきて

「こんな事が続くようなら、こんな仕事やってられないと心から思ったわよー」

と憤慨していた。

確かに、私たちスタッフを信じてくれない会社で、子ども相手の仕事をすることの難しさを感じさせる事件がここのところ続く。

 

子どもも大人も安心して、楽しく過ごせる職場にしたいと切に願うばかり…

 

 

え、それくらい駄目ですか?

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B学童のスタッフで、60代の男性の臨時職員がいる。このKさんは、奥さんを早くに亡くされて男手一つで男の子と女の子を育て上げた苦労人で、温かい男気のある方だ。(2016・2・28をご参照下さい。)

 Kさんは、普段は滅多なことでは怒らない。ただ、これはダメだと思ったら、大きな声で叱り飛ばす。メリハリがあって、やはり私達女性では出せない迫力で子ども達にはなかなか効き目がある。

Kさんは信頼できる方なので、この学童にはもったいないくらいの人材だとずっと思ってきた。

そのKさんが先日、三年生男子の難しい暴れん坊のET君が、あまりにも言うことを聞かなかったので、叱ったうえに、両手拳で彼のこめかみの辺りを軽くグリグリした。どんな悪さをしたか詳細は知らないが、Kさんをそこまで怒らせたんだから、余程のことをやらかしたのは想像がつく。

私もET君がとめてもとめても、きかないで、ADHD傾向の強いHH君などをからかって彼らを興奮させて更に挑発して、彼らが椅子を持ち上げたりするのを手を叩いて喜んで、更に挑発するという変な遊びをする時、ET君の肩こりに効く腕にある痛いツボをぎゅっと押して、やめさせることを何回もしている。

そのET君があろうことか、グリグリをしたKさんのことを、「親に言いつける」みたいなニュアンスで常勤に訴えたものだから、話がおおごとになってしまった。

結局Kさんは、ET君と施設長の前で話し合って和解し、KさんのほうからET君に謝らせさせられる羽目になってしまった。

このことは、Kさんは勿論のこと、我々スタッフ、特に臨時職員にとっては、なかなか屈辱的なことだ。

更に、翌日には施設長から、どんなことがあっても、子どもに対する体罰は禁止で、押さえつけることもしてはいけないという、『おふれ』があった。

私達スタッフも生身の人間だ。戦場に武器を持たずに参加しろと言われても…

それに、子どもがほかの子どもに暴力を振るっていて、口頭の注意じゃ効かない時も、手を出さずにどうしろと?

この頃、子ども達が全体的に荒んできたと感じているスタッフは多い。大人の人権さえ、軽んじられている職場で、子どもの人権が守られるはずはないと私は思う。

頑張れ、TI君!

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私達が始めた施設児童館のヘビーユーザー、六年生の双子ちゃんの兄TI君。👦🏻👦🏻

多分ADHDアスペルガー両方の傾向があるだろう彼。ワーキングメモリの働きが弱いのだろうか。何かを尋ねてきて返答をしても、すぐに忘れてしまうので1日に最低三回は同じやりとりをする。

例えば、

「今度、いつ相撲の稽古する?」

と聞いてくる。

「来週の同じ時間よ。」

と答える。

TI君は納得して首を縦にふる。

けれども、15分くらいすると、

「今度、相撲の稽古いつ?」

私は彼を傷付けないように、初めて聞かれたように、

「うん、来週の同じ時間よ。」^ - ^

と答える。

このやりとりを、1日の中で何度も繰り返す。

初めてTI君に会った時は、ふざけているのかと誰もが思う。そして、人の言うことをちゃんと聞いていない、いい加減なやつという印象を持ってしまう。

でも、彼は大真面目である。

そして、案の定と言うべきか自己肯定感がとても低い。

冗談や世間話で、例えば誰かのことを頭が悪いだとか駄目だとか言ってると、全部自分が言われているととってしまい、

「どうせ、俺は頭が悪いですよ。」

とか、

「俺が何か間違えた⁈誰でも間違えはあるよ!」

と、トンチンカンなことを言ってくる。

彼がフツーに買い物ができるようにと、スタッフがお店に連れて行っても、計算が上手く出来ずに200円のオヤツを買うのに1時間かかってしまう!!

こんな状態なので、当然のことながら勉強もとても遅れている。

基礎的な学習支援として、本人が嫌がらない量のプリントの問題(足し算中心)を本人の好きなタイミングでやってもらっている。

彼の未来の見通しはなかなかきついものだ。

もう一つ心配なのは、しっかり者の弟の負担だ。一緒に昼食をとった時も、コンビニで買った蕎麦をほぐしてあげたり、つゆを用意してやったりと、何くれとなく、兄の世話を焼いていた。弟のKS君の負担もなかなかなものだ。

 TI君がここに遊びに来てくれる限りは、なるべく彼が一人で色々出来るようになるようお手伝いしたい。

 

 

 

 

 

 

 

そんな目にあってたのー?

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先日私に「死んで!」と一言言い置いて、走り去ったB学童の三年男子のMT君。(2017・9・21の記事をご参照下さい。)私はそれから、ずっと彼を気にかけている。

三日前、久し振りに三年生が過ごす別棟の担当になった。

ギャングエイジの暴れん坊や、少しすまして、「ただいま」を元気よく言わなくなった女子達が続々と帰ってくる。

件のMT君もみんなに遅れて一人で元気なさげな様子で下を向いて帰って来た。

私は受付を済ませた彼を目で追っていた。

彼が(大きな木枠を何本もの縦と横の板で仕切ったタイプで一人当たり50×3cmほどのスペースが与えられている)ロッカーに自分のランドセル🎒をしまおうとすると、四、五人の三年生男子がMT君を取り囲み、そのうちの一人が明らかにわざと自分のお腹でMT君のロッカーを立ちふさいだ。

MT君が、

「どけよ!」

と言って彼を手で叩いてどけようとしたら、

「はあっ⁈ 今何もしてねえのに、人のこと殴ったよねぇ!!」 

と叩き返す。

すると、その一言を皮切りに全員が彼を囲んでワイワイ言いながら、MT君のことを叩いたり、蹴ったりし始めた。

まるで、その筋の人々の絡み…

私は呆れて、受付の椅子から立ち上がって、彼らに近づく。

「あんた達なんなの⁈みんなで寄ってたかって、まるで○○ざじゃん!卑怯極まりない!私はこういうやり方大っ嫌い!!」

と言ってMT君を囲んでいた男子達の肩を掴んで数名押し倒した。彼らは尻餅をつきながら、どこかへ走っていった。

中心で鼻を赤くして俯いていたMT君は、暫く動かなかった。

ちょっとひどくて驚いた。本館に戻り、他のスタッフにも伝えた。

当面、できる限りMT君の周囲に注意を向けて、今日の事態がどれだけ深刻なのか、たまたま流れや乗りでこうなったのか観察し続けたい。

 

 

 

 

 

 

最近聞いた話でとても考えさせられた!

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知り合いから聞いた興味深い話がある。

ある有名私立小学校の三年生女子が学校で何人かのグループに筆箱を隠されて、その筆箱は教室のゴミ箱🗑から発見された。

隠された女の子をAちゃんとする。Aちゃんのお父さんは法律家。弁護士なのか、判事なのかは分からないが、とても割り切った考え方をお持ちの方だそうだ。

彼はAちゃんの筆箱の一件を聞いて学校に赴き、「これは大人であろうと子供であろうと、人の物を黙って盗んだのだから『窃盗罪』なので警察に通報する。」

 と言って、学校と隠した子ども達・その親御さん達を震え上がらせたらしい。

そして結局、頑として周りの説得に耳を貸さなかったAちゃんのお父さんの言う通り、学校は渋々警察に連絡して対処したらしい。

 

Aちゃんのお父さんは仕事でも、例えば

『あの時、子どもにあんなにしてやったのに…』とか、『そこまで親にしてもらったから…』とかいった考え方を全否定するらしい。それは間違っていると。

『あの時したのは自分が子どもにしたかったから』

『そこまでしたのも親がしたかったからした』

なのだ。

自分の子どもにあれもしてやれなかった、これもしてあげれなかったと未だに色々引きずっている私はちょっと考えさせられてしまった。

そして、筆箱を隠すなどといったトラブルは学童の現場でも比較的起こりやすいものだ。こういう考え方の親御さんにどう向き合うか、そういう時代であることをよくよくみんなで考えなければいけないと思った。

 

運動会はやっぱりいいなぁ!

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先日、A小学校の運動会を学童のスタッフ達と見に行った。☀️🎌

天気にも恵まれ、秋の爽やかな日差しを浴びながら、子ども達は走ったり、投げたり、踊ったり、乗ったり、引っ張ったり、押したり、叫んだり、はしゃいだり、大忙しだった。

🇺🇸🇮🇸🇦🇷🇮🇳🇬🇧🇨🇦🇯🇵    🍱      🏃🏻‍♀️🏃🏻

長年、学童の仕事で通っていて馴染んでる小学校なので、一年生から六年生まで、知ってる顔でいっぱいだ。

入場や退場で、移動する際に私の脇を通りすぎる時も、向こうから

「○○さーん!」

と声をかけてくれたり、こちらから、

「○○ちゃん、頑張れ!」と

呼びかけると、笑顔でこたえてくれたり、自分の席からこちらをじっと見て私達が手を振るまで、変顔をし続ける子がいたり、私達を見るとあえて無視したり(それはそれでその子っぽくてありな感じ)、久しぶりに見る子で思いの外、背が伸びていて大人っぽくなってると、もう誰なのかちょっと分からなくなっていることも嬉しい!!ましてや、男子も高学年になると話す声が声変わりしていて、驚いたり…

競技や演技を観るのも楽しいが、😊こういった出会いが運動会の醍醐味でもある!

『ソーラン節』はこの地域ではどこの小学校でも必ず高学年の種目となっているが、テキパキとメリハリのある動きと力強い曲と、何といっても、熱量が伝わってくる一生懸命な子ども達の表情が大好きだ!!!

組体操は年々事故の危険を避けて、大人数で組むピラミットなどはなくなったが、それはそれで無理はしなくて良いと思った。運動が得意な子も不得意な子もいる中、全員に強制する何かから良いものは生まれてはこないと思うから。

全員が参加できて、気持ち良く演技できることが一番だと思う。

事故も無く、みんなの笑顔で終えた運動会、おつかれさま!

 

回り将棋か…

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最近学童で将棋で遊ぶ子どもが少なくなった。

その代わりにB学童では、回り将棋(将棋の駒を使ったすごろくの様な遊び)が二、三年の男子の中でとても流行っている。私もよく誘われるのだが、頭も使わずにひたすら駒を振って、駒を進めるこのゲームは余り面白くない。

でも、子ども達はただの運の良さが勝敗を分けるこのゲームに夢中だ。

そして、

「○○が、凄く強いっ!!」

とか、

「○○にはとてもかなわない!!」

とか言って、ちょっと聞いただけでは、オベンチャラに聞こえる様なコメントを言い合いながら、ここ二週間ほど室内ではこの遊びばかりだ。運がものを言うゲームなので、強いも何も無いとおもうのだが。

「フツーに将棋をしようよ!」

とか誘っても、

「えー負けるからヤダ。」

などと言って遊んでくれない。

自分の実力が絡むもので勝敗が決まったり、結果があからさまになるものを、相変わらずむしろ以前にも増して嫌がる様になっている。

トランプのスピードもしかり。オセロも、マンカラもしかり。自分が身につけた技や知力で勝負することから逃げている。

 

私は今のうちに、己の力の限界に線を引かずに、沢山の友達とどんどんぶつかって勝負を仕掛けていって、負けても負けても諦めずに、自分を鍛えていってほしい。

なので、私はここ数日『物知り比べ』と称してテーマを決めて、例えば『国の名前』なら国の名前を代わり番こに言っていって、出てこなくなった方が負け   というゲームを仕掛けては、のってくる子と勝負をしている。テーマが『ゲームの名前』などとなるとこちらは不利だが、

それでも毎日闘っている。