ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

ブンブンごまはやっぱり面白い!

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私はスーパーに行くと、プラスチック製のしゃもじや竹串や栓抜きなどに並んで吊るされているタコ糸についつい手が伸びてしまう。

何故ならブームが過ぎた頃になると、丸く切った厚紙かボール紙に穴を二つ空けてタコ糸を通して作るブンブンごまにはまる一二年生の男子 があらわれるからである。

先日も赤い細い糸で作った輪郭ガタガタのブンブンごまを大切そうに抱え、

「紐が切れたから直してー!○○さん!」

と一年生のYT君が言ってきた。

自分が何で生まれてきたかわからなくなっている(2017・8・23の記事をご参照下さい。)他ならぬYT君の頼みなので私は全力で紐を繋いだ。そして、きちんと結べたか試しにブンブンごまを思いっきり回してみた。すると、繋いだばかりの弱い細い紐は今度は二箇所でぷつんぷつんと切れてしまった!😱

私は

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

と幾度も手を合わせてYT君に謝った。

するとYT君は若干残念そうな顔をしたが、すぐに興味なさげに

「別にいいよ。」

と醒めた表情で言ってくるので、私はそれが余計に気に入らなくって、

「お詫びに明日スっごく強くて回しやすいヤツ作ってくるからね。約束!!」

と指切りをした。

本当は全員にあげられないものを特定の子に上がることは禁じられているのだが、他に欲しかってくる子がいたら随時全員に作ってくるつもりで私は彼と固い約束を交わした。

忘れないように、手の甲にブンブンごまとかいておいた。

翌日、ジャージのポケットにそっと厚紙とボール紙を三枚貼り合わせた自信作のブンブンごまを忍ばせて、YT君の登所を待った。

きた時にすぐに、

「ほら、昨日の約束!!」

と渡したが、YT君はふーんと言ったきり、それをランドセルにしまい込んだ。

私は結構ガッカリ😞して別棟に向かった。

でも、2時間ほどして一二年生が過ごす本棟に帰ってきたら、三人の子からブンブンごまを僕にも作ってと言われた。

実は私のいないところで、大いに自慢していたらしい。😄👍

 

素直じゃないんだなぁ。でも、良かった!喜んでもらえて!!

私は明日も急遽頼まれたブンブンごまを三つ作っていかなきゃ!

 

理解できないことには従わない。

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はーい、新学期開始!みんな元気かな〜という気持ちで出勤。相変わらず元気ではち切れそうな子ども達。 

将棋をやろうという男子、マンカラをやろうという女子、クワガタを折紙で折ってという男子。みんなにやろうと約束をしても、時間切れになって、違う棟に行かなきゃならないことがままあるので、この頃は全員に、

「時間が作れたらね。」

と言って、最初に声掛けしてくれた子から順に遊ぶ。

誰かの為に折紙を一緒にしていても、誰かしらが横から膝に乗っかってきて、誰かしらが背中に貼り付いている。まだ、暑いので💦ちょっとしんどいが、子ども達がそれで落ち着くのなら、全然構わないとおもっている。

ところが今日ミーティングの際に、

先日巡回指導に来た臨床心理士から、

『この学童は、職員と子ども達との身体接触が気になる。』

とのアドバイスがあったそうで、全員おんぶも抱っこも禁止する旨が発表された。

私は、余程のことがない限りお家の方の代わりに抱きしめたり、おんぶしたりすることをやめようとは思っていない。子ども達にわかってもらうように説明だなんて、私にはできない。

今まで通りにするつもりだ。

大人の都合でルールをちょいちょい変えて子ども達を戸惑わせて、何も考えてないのかと思う。

この頃、不安定な子どもが増えて来たように思う。

この学童に原因がないとよいのだが…

 

夏休みもやっと終わるー^ - ^

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長くて、蒸し暑かった夏休みもやっと明日で終わります。🐜🌞⛈

夏休みは朝から晩までずっと子ども達と一緒なのでとても疲れますが、昼寝の時間などもあり普段見られない彼等の顔が見られる又とないチャンスなのです。

B学童のRKちゃんは一年生女子で目のクリクリとした利発そうな子どもです。👧🏻

お兄ちゃんは今三年生。かつてこのB学童で大暴れしてみんなを困らせていたあのRT君です。(2016・4・21の記事をご参照下さい。)

今は退所していて、もうこのB学童には来ていません。👦🏻

RKちゃんは、あのRI君の妹とは思えないほど落ち着いていて、友達ともうまくいっています。

ただ、こんなRKちゃんでも1日学童で過ごすと今まで現したたことのない姿を現しました。

昼寝ですっかり眠ってしまう(殆ど毎日)と、とにかく起きない。一時間熟睡しても、起こそうものならそりゃあ、人が変わったように起こされるのを嫌がり、やっと起きてもふて腐れて酷く荒れるのです。誰が近づいていっても、人と関わることを激しく拒絶し、本人が普段通りに戻るのを待つしかないのです。みんなが昼寝を開始して起きて遊ぶまで1時間かかるのに対してRKちゃんはざっと3時間かかります。従って、午後に予定されていた水遊びなどのイベントは大概不参加になってしまいました。😔

 

どうしたって、やはりあのRI君の妹なんだなぁとみんなに強く印象付けてしまいました。😞

今日からは一足早く新学期にそなえて、昼寝無しの日程に戻ったB学童。RKちゃんはいつものRKちゃんに戻っていました。^ - ^

 

成長とともに寝起きのRKちゃんがいなくなりますように…🙏

 

 

そんなにキツいのか〜〜

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B学童のYT君は七月に赤ちゃんが👶生まれたばかりのお兄ちゃんになりたての一年生だ。

お母さんは生まれたばかりの弟のお世話で大変だ。

そして、お父さんも仕事が忙しいらしく、家族揃って夕飯を食べることが殆どないらしい。

もともと感受性が豊かなYT君は、生き物が大好きで、校庭でトカゲやカエルを捕まえてきては、ずっと観察しているような子どもである。

そんな彼だから、家に帰っても誰にも構ってもらえない今の状況が結構こたえるらしく、いささか情緒が不安定である。

一昨日も何かがキッカケで、ずっと彼はケラケラと笑い続けながら、ヒステリックに大声で意味のない事を叫びながら、部屋をグルグル走り続けてみんなを心配させたらしい。😨

 

今日は将棋教室だったので、担当だった私が外部からお招きしたボランティアの将棋の先生と共に初級クラスのトーナメントを仕切っていたら、ブラブラとYT君が部屋に入ってきて興味がありそうに将棋盤に見入っていたので、

「参加する?」

と聞いたら、首を縦に振ったので、他の子ども達が偶数で対局中だったので、私とやろうと誘って、将棋盤を挟んで座った。

私は良いチャンスと思い、

「YT君のところ、赤ちゃん生まれたんだよね?お兄ちゃん、お世話大変?」

とふってみた。

「僕は世話なんかしないけど、お母さんが大変…」

「僕は疲れちゃう…」

私はゆっくり聞いてみた。

「疲れちゃうのは、お父さんも大変で、YT君一人になるから?」

彼はウンウン頷きながら、

「お父さんは仕事が忙しくって、一緒に御飯も食べられない。」

「……………」

「なんかさーほんとキツいんだよね…」

私が

「どんな風に?」

と聞くと、

「とにかく、俺なんで生まれてきたのか分かんない…」

「えッ!今何て言った?」

「なんで生まれてきたのか分からない…」

私はすごいことを聞いてしまって頭の中が混乱してしまった。言いたいことを言い放った当の本人は、将棋途中でフラフラと又どこかへ行ってしまった。

一年生の子どもからそんなセリフを聞くとは思わなかった。ここのところ、少し暗い目をしてたYT君が、気掛かりになって仕方がなくなった。

 

 

 

 

笑ってる!笑ってる!

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私達の児童館に遊びに来るMI君を最初に見た時、私はてっきり女の子だと思った。色白で少しポッチャリした体型で、肩まで伸びた茶色い髪を後ろで結び、こげ茶のフレームの眼鏡をかけていて、綺麗な水色のTシャツとグレーのパンツをはいていて、殆ど喋らない大人しい子だったからだ。

彼に初めて会った人は十人中九人が彼のことを女子と思うのではないだろうか?

彼を連れてきた件の双子の兄のTI君に

「○○さーん、何言っちゃってるの?MIは男に決まってんジャン!」

と言われるまで、名前まで中性的なMI君を私はMIちゃんと呼び続けてしまっていた。

私にちゃん付けで呼ばれ続けても、それを黙って受け入れていた?MI君は表情も乏しくて、口数もとても少ない。最初は緘黙を疑ったほどだ。

児童館に遊びに来ても、部屋の隅で一人でゲームをして過ごしていることが多くずっと気になっていた。

MI君と同じ小学校の子ども達に彼の普段の様子を聞いてみたら、どうも教室から一人で出てしまい保健室に行くことが多く、仲の良い同級生もいない様だ。

自宅は児童館をよく開いている集会所から近い様で、お母さんが迎えに来る。

年の離れた兄弟がいて、本人いわくお兄さんに虐められているという。

話し掛けても余り反応がなく、みんなでUNOなどをしてもその中に自分から入って来ることはなかった。

私達の名前もなかなか覚えてくれず、それでも児童館に通ってくるのは少しは居心地が良いのだろう。と思っていた。

最近になって、時々可愛らしい笑顔を、見せるようになってきた。

なので、今日は思い切ってトランプに誘ってみたら、珍しくのってきた。私も混ざり彼を入れて四人で結構盛り上がり、MI君はゲーム中に声を立てて笑うこともあった。30分も続いたころ、お母さんが迎えに来ていてドアからそっとこちらを覗いていた。私が挨拶をすると、

「あんまり、楽しそうだったから…」

と言っているお母さんの顔も嬉しそうだった。

恐らく、彼が友達とみんなで遊んでワイワイしている様子は最近はあまり見たことがないのではないかと容易に想像できた。

MI君がここに遊びに来る限りは彼にとって楽しい場所であり続けたいと思っている。

 

 

 

夏休みは夏休みの良さがある!

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B学童の夏休み。三年生と四年生のMK君とHT君は、少し暗い印象のある兄弟だ。

宿題のプリントなどをやっている様子や漢字の書き取りなどを見ると、勉強はまあまあできる方だ。

二人とも顔立ちは、なかなか整っていて運動もそこそこ出来る。

ただ、二人共に口数が少なく大人しく余り笑わない。

その兄の方と最初にちょっと仲良くなった。

きっかけは、夏休みに入り仲良くなりたくてMK君と彼の友人二人のLaQ(細かいレゴの様な玩具)遊びに一時間徹底的に付き合ったことからだ。何故こんな時間が持てたかというと、夏休み中は夏季パートの方が結構入ってくださるので、子どもの数が少ない日には、若干子ども達との濃密な時間を持つことが出来るのだ。

そして、先日兄のMK君が

「今日は僕の誕生日なんだ。」

と言ってきた。私はイベントで多めに作った栞🔖のうち、彼に気に入ったのを選んでもらい、ささやかなバースデープレゼントにした。

そして、翌日今度は弟と昼食時に、同じテーブルについて二人でゆっくり話せる時間を取れたので、

「昨日、お兄ちゃんにおめでとう🎉を言った⁉︎」

と聞いたら、

「うん、ケーキも食べたよ。」

と答えてくれたので、

「じゃあ、家族みんなで祝えて、お兄ちゃん良かったね。」

と言ったら、少し間を置いて、

「○○さん、お父さんいる?」

と聞いてきたので、

「私のお父さんは死んでいてもういないよ。」

と言ったら、HT君はホッとした顔をして、

「うちもお父さんいないから、昨日はお母さんと俺らだけだった…」

と打ち明けてくれた。

そのことは以前から知っていたが、私は知らなかった体を装って、

「ふーん、そうなんだ。でもお母さん、必ずケーキ手作りだってお兄ちゃんから聞いたよ。凄いね!」

と言うと、

「最初から出来上がってるカステラのところを買ってきて、生クリームとスイカ🍉と缶詰の桃🍑をのせるだけだよ。」

と、言う。その表情はやや誇らしげで嬉しそうだ。

子ども二人を育てながら、仕事を頑張って、それでも手作りのケーキを準備するお母さん、凄いなぁ、とこちらも嬉しくなった。

 

はぁー六年生かぁー

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すでに、児童館のお馴染みとなったTI君。

彼がいると面白いのだけど、色々と困ったことも起きて来る。

弟のKS君は案の定、一緒に来ることはなくなった。兄弟揃っていると比較されたり、見なくて良い身内の失敗だとか、聞きたくない身内の悪口などを聞かなくてはならないし…

みんなでオヤツを買いに行った。一人上限200円と決まっているのだが、計算が出来ない。消費税など考えずに表示されている税抜きの金額200円まで買って良いと言っても全然理解出来なくて、オヤツ担当スタッフはスーパーのお菓子売り場で一時間かけて彼に買い方を説明する羽目になった。それでも、TI君が正確に理解出来たかどうかは不明である。

巻き添いをくらった他の二年生、三年生もいい迷惑だ。

問題はTI君が六年生だということだ。  

買い物から戻ってきてから、三年生の算数の問題を試しに解いてもらった。

「こんなの、暗算でできるから…」

といいつつも、二桁+二桁が出来ない。余白に筆算でやってみてもいいよ。というと、五分ほどかかって、一問解けた。けれども、三桁になると、顔をしかめてもう無理という。ちょっと頑張ってもらっても、繰り上がりがうまくいかず、間違えた。

そして、終わった途端に机の前から逃げようとする。

六年生でこれでは、やはり心配だ。

ASDの疑い大いにありということも含め、この子は今日まで何故こんなに放って置かれてきたのか理解出来ない。

通級もしていない。普通学級に普通に六年間通い続けてきたようだ。

心配である。😟