ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

そんな安い涙は流さないでね。

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B学童のオシャレでイケメンで、優しい一年生男子のSY君。(2017・5・25の記事をご参照下さい。)

彼はイケメンで全体に小さく可愛らしく、服装のセンスも良くて、性格も優しいため、大人に人気がある。ただ、一人っ子なので、他の子どもより若干幼いところがある。

兄弟のいる子ども達は既に生存競争の最中にあって、こんな時は少し強引にとか、これくらいのズルは許されるとか、などの人生の駆け引き術を身につけつつあるので、正しく真っ直ぐなやり方しか知らないSY君には、ゲームのやり方一つとっても、だいぶ不利な状況に追い込まれることが多くなって来た。

それで、弱気になっているSY君はこの頃、自分の思い通りに事が運ばないと、すぐ泣いて解決しようとしてしまう子になってきている。

こういう子は周りに嫌われる事が多い。

(-.-;)

先日も、将棋をしていて揉めていた。私はSY君も、相手の言い分も間違ってはいないように思えたし、ナント言っても現場を見ていなかったので、ジャンケンで決めなさいよとアドバイスをした。そして、早速二人はジャンケンをした。✊✋✌️

すると、SY君が負けた。SY君は負けて女の子の様に声をあげて泣く。悔しいのは分かるが、かなりカッコ悪い。周りの特に男子達もドン引きしている。『あー、 あいつ又泣いて大人にどうにかしてもらおうとしている。』とみんなの心の声が聞こえてきそうだ。

私はSY君に周りの冷えた空気に感づいて欲しくて

「泣いて解決しようとしてるって思われちゃうから、も少し泣くのは我慢ね。」とSY君に耳打ちした。

でも、その声は届かない。益々、そりゃあ無理と、言わんばかりに涙を流しながら泣く。

少し、甘やかしたかしらん、と反省しているここ二、三日である。

 

 

 

 

夏が来た!

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B地区の小学校は今日も暑かった!!!

スプリングラーを何度か使ったが、日陰でさえ34℃から下がらない!!

子ども達はといえば、可哀想に一日中室内遊びを強いられる。

みんな少しイライラしているが、こちらが上手くのせれば、将棋、花札🎴、UNOなどでよく遊ぶ。

今日、私は別棟の四年生以上が入る部屋の当番だった。そして、比較的利用者が少なかったため、身体が大きくて暴れると抑えるのに大変なYG君さえマークしておけば、安泰なメンバーだった。

YG君は、ADHDアスペルガーの診断を受けていて、薬を服用している。

拘りが強く、キレやすく、暴れると大人二人がかりで押さえなければならない。

YG君は、私の顔を見るとすぐに、

「○○!!花札ヤローゼー!」

と言ってきた。手にはもう握り締めた花札が…

ここで、断ると大変なことになるので私はホイホイ花札に付き合う。

ただ、最近は生徒が一つの建物に集中しないよう、三箇所どこでも遊べるようにしているので、一年生も数人遊びに来ていた。

なので、そこへ一年生のST君が僕も花札をやりたいと言ってきた。😱

私と二人でやりたがっていたYG君なのに、珍しくST君が入ることをOKした。

「○○さんが、この子をカバーしてやって!」

と仕切るYG君。

早速札を配り始めた。まだ、よくルールが分からないST君は私と組んだ。

YG君は、20点の札が複数手札にあるようでご機嫌さんだ。^_^

私はST君を気の毒に思いつつも、ほぼST君の負けが見えるしょっぱい手札にホッと胸をなでおろした。

案の定、YG君は四光という素晴らしい手でニコニコでゲームを勝利した。

私もST君も別に手を抜いたわけではなく、普通に負けた。

次のゲームは少しの差でST君が勝ったが、最初のゲームの勝ちの気分の良さの余韻が残っているのか、YG君は紳士的に

「君の勝ちだよ。」と言って札を穏やかにかき混ぜる。

YG君の気分にはいつもより部屋が静かなことも関係している様に思う。こういう子ども達は、大概うるさいところが苦手だ。キレる原因の一つに騒音が関係していることが多い。

別棟は広い校庭を横切って(縦切って?)本棟から来なければならないのだが、日陰が殆ど無く熱い砂漠の様な校庭を100mは歩くため、さすがに元気な子ども達もここまで来るのはだるいらしい。従って、今日別棟は子どもが少なめだった。

その為に得た束の間の静かな幸せ。

夏は始まったばかりだ。🐜☀️🌳

 

AYちゃんの悪さがおさまってない。

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B学童の三年生女王様、AYちゃんの悪さがおさまらない。

今年から三年生用に分けられた1Fの部屋で三年生の子ども達が5、6人でガヤガヤと喧しかったので、近づいて様子を見に行った。

すると中心に気の弱い、日頃からヘラヘラしているいじられキャラのメガネ👓君のTO君が、目の縁を赤くして俯いて両手首を片手ずつAYちゃんの一の子分と二の子分に掴まれて、それぞれ逆方向にひねられていたので、大声で注意した。

「あんた達!   

   寄ってたかって大人数で何やってるのっ!!                   相手は一人でしょ!ありえないっ!!」

先ずは、TO君の手首を確認。そして本人にひどい痛みや我慢出来ない感じはないかを確認。

そして、実行犯の二人を捕まえて、

「なんで、こんなことしたっ⁈」

と聞いてみると、

一人は「泣いて面白かったから」と言う。もう

一人は「だって…AYちゃんが……」

 

私は目を吊り上げながら、

「えっ!なに⁈

          聞こえない!!」

続きをやっと言う。

「……やれって…」

 

私はその後二人を結構きつく叱った。

それを見ていて、AYちゃんは、

「私は途中からしかやってないから。」

と平然と申告してくる。

私はそこは逃さない。

「途中だなんて、全然言い訳にならない。一人の子をみんなで囲んで!これはイジメだよっ!!」

「そして、貴方がやれって言ったんじゃないんですか?」

と周りに響きわたる声で彼女を注意した。

AYちゃんは頑固に黙秘を決め込んだ。そして私の話を黙って聞いていたが、彼女の心に響いたかどうかはわからない。

表情の薄いその顔が、ちよっと怖くなった。

人数の都合上、三年生だけ別のこの部屋に押し込められて三カ月が過ぎる。

ギャングエイジと言えば可愛い感じもするが、三年生という学年は、何を考え、何を始めるのか自分自身で決められる力が芽生える人生の大きな分岐点の様な気がする。

後悔しない様な毎日を大切に過ごして欲しい。

 

 

 

 

あぁー大変だった。

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昨日は社員が体調を崩し、人数が足りなかったので、臨時職員の私が1Fの三年生の出退管理の仕事に入った。

登室すると、子ども達はランドセル🎒を背負って校帽を被ったまま、すぐに自分の分のQRコード付きカードを同学年同クラスのカードの束から選び、もう一枚の出退確認カードとともに指定された場所に収める。

それから、ロッカーに行きランドセルをしまいすぐに勉強道具を出して、学習タイムが始まる。QRコードカードはトランプのようにクラス毎にひと束にしてあるので、そこから自分のカードを探し出すのに一苦労。あっと言う間に受け付けに学校の勉強で頭を使い果してクタクタになっている子ども達の列が出来る。彼等にもう一種類のカードを提出させて、帰宅時間とお迎えの有無を確認して、ホワイトボードに彼等の名前のマグネットを時間に分けて貼り付けて行き、同じクラスの子から欠席の情報が入ると常勤に連絡するのだが、人数が多過ぎるものだから、これがもうぐちゃぐちゃになる。並んでることが出来ない子ども達が殆どで、誰がQRコードカードを収めたのか、出退確認カードを出したのか、そのうちカードケースをひっくり返され、カードもバラバラ、もうしっちゃかめっちゃか…😵

そして、三年生くらいになると、勝手に自分の判断で学童の建物に来ないで帰宅してしまう子もいるので、トランシーバーでのやり取りをしつつ目の前の子ども達の列をさばくのがもう…

子ども達と遊んだり、ふざけたりする時間は無く、逆に話しかけられると、混乱していていっぱいいっぱいなものだから、眉間に皺が寄ってしまうのが自分でも分かり、どうしても素っ気なくなってしまう。

帰宅も三十分毎に子ども達の名前を読み上げで、ホワイトボード通りに帰るよう指示しなければならないのだ。

これは、私の望んでいる学童の仕事ではない。

慣れれば、そう難しい仕事ではないのかもしれない。

工夫すれば、もっと効率よく出来ることなのかもしれない。

でも正直、もうゴメンだ。

あーーー疲れました。

 

外遊びは楽しいね!

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今日もB学童の子ども達は元気だ!

外遊びの時間。

「○○さん!ポコペンやろう!」と一年生の男子達が私に群がってくる。

みんな、小さくて可愛らしいがソコソコのイケメンだ。悪い気分じゃない。私の人生二度目のモテ期かもしれない。🙊

ポコペンは缶を使わない缶蹴り的な遊びだ。

この遊びのルールをいくら繰り返し説明しても一年生にはなかなか浸透しない。でもやりたがるのだ。だから、私がずっと一緒に遊んでいなければならない。

一年生だもんで、ポコペン中でも、よく脱線する。大きな蟻の巣を見つけると鬼から逃げている最中でも立ち止まってみんながファーブル先生になる。🐜🐜🐜

梅雨でも、雨が降っていない、湿度は高いが気温はそこまで高くない今日の様な日は、本格的な夏の到来の前に思いっきり外遊びの出来る貴重な1日だ。

ここ数年の夏は、校庭の影のない場所での気温がすぐに、38、39度になってしまう。熱中症の危険を考慮して子ども達は殆どそとあそびができなくなっている。

これは仕方のないことだ。😞

 

せめて遊べる日はみんなで思いっきり楽しもう!!!

 

 

 

 

 

 

 

もっともっと直接やっちゃいな。

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B学童では、子ども同士の揉め事は喧嘩に発展する前に、どちらかが怪我をする前に、早目に大人が入って止めるようにするというルールがある。

なので、どんな遊びも、例えばサッカーの途中でも、『どちらからぶつかった』とか、『わざとこいつが蹴った』などの理由で少し子どもがガヤガヤし出すと、大人が走って行って、仕切ってその場をおさめて、「ごめんね。」「いいよ。」をさせて、はいメデタシメデタシで終わらせる。

確かに、怪我人は出ないし子ども達は安全に遊べるのかもしれない。

でも、双方もっともっと言い足りなかったり、頭や心が整理仕切れなかったりの状態で何となく誤魔化され、流されることが多いのがとても残念だ。

私が友達とささやかに始めた休日児童館で、先日こんなことがあった。

とても仲良しの二年生男子のTA君と三年生男子のJU君がファミコンゲームの最中に珍しく結構激しく揉め始めた。二人共普段からまあまあお行儀が良く、問題行動も殆ど無い。二人に共通して言えることは、慎重で、即ち臆病であまり冒険をしないところだ。そして、特にJU君は、今時の子どもらしく共感性が低めで自己中なところが目立つ。

とにかく、そんな二人が喧嘩し始めたので、私はちょっとワクワクして至近距離で二人の揉め事の成り行きを眺めていた。私はこんな時絶対に止めたりしない。生の感情をぶつけ合えるこんな機会は寧ろ、彼らには、宝物とも思えるからだ。激しい口論が続き、堪え切れなくなったTA君が拳を握り締めた。私はその時、

「やっちゃいな!殴り合っちゃいな!つかみ掛かっちゃいな!もっと本格的に喧嘩して!」

と囃し立てた!

おばさんが、目をキラキラさせながら、こんなことを言うものだから、二人のバトル熱は一息に冷めて、シーンとなってしまった。

そのあとは、

二人は目を見合わせてクスクス笑い始めた!

あー、これだな。この二人にはこんな揉め事はバカバカしいと冷静になって考えられる知性があるのだな。と思い、とても嬉しくなった。

こういう瞬間に出会えるのが、こういう仕事の醍醐味なのだ。

今年の相撲大会に、RIちゃんが再挑戦した!

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今年のA地区の相撲大会に、例によってA学童のOB、四年生男子KT君と彼のクラスメイトのNAくんが出場した。

私は勿論A地区の体育館に応援しに行った。

が、もう一つ不調から抜け出せないKT君は、二回戦目であえなく敗退してしまった。相撲大会出場初のNA君は、一回戦目で負けた。

大会開始が告げられ、出場者がバラバラと体育館の中央に集まっているのをボーっとして眺めていたら、去年二回戦目に優勝者と当たり、接戦の末、負けて悔し泣きをした四年生女子のRIちゃんの姿が見えた。

私は驚いた。何故なら、去年負けてから以降、RIちゃんがお相撲の稽古をしているのを見たことはなかったし、彼女の口から相撲の話を聞いたこともなかった。

ただ、RIちゃんのお母さんから聞いた話では、最近RIちゃんが反抗期なのか、何も喋ってくれなくなって困っているということは聞いていた。学童を三年生で卒所してから、学童の部屋に遊びに来ることも殆どなくなった。

そして、私に会っても下を俯いたままだったり、そっぽを向いたりして声を掛けてくることもなくなっていた。😥

でも、そっと距離を取りつつ見守ってきてはいた。彼女のことが好きだから。

今回の相撲大会は、RIちゃん本人からお母さんに申し込んで欲しいと言ってきたらしい。口数は多くはないが、負けず嫌いで芯の強い子だから、余程去年のことが悔しかったのだろう。

 

結果は三回戦で敗退。家族全員で彼女を応援に来ていた。素敵なご家族だった。 

 

今年も彼女は泣いていた。

来年もこの会場で会えたらいいなぁと思った。