ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

これが出来るのが小学生!

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B学童の一年生のALちゃんは、入所してから少しの間、当所出来ない日が続いたが、お母さんの根気強い説得もあり、今は頑張って何とか学童に来ている。(2017・4・23のブログをご参照ください。)

気が強いところはあるものの、そこはまだまだ一年生。何かにつけ、○○先生、○○先生と言って私を頼ってくるので、私も情が移ってしまい、小さな彼女に呼ばれると、ついつい精一杯彼女のニーズに応えるべくはりきってしまう。

まだまだ甘えん坊さんの彼女だが、最近これはALちゃんのGOOD JOB 認定 ということがある。

それは、同じ一年生女児のTSちゃん、この子も施設の中に入れずにお母さんがお迎えに来るまで、ずっと玄関に座り込んで二時間も三時間も待っている可哀想な子だったのだが、お互い学童に馴染みにくい者同士通じ合うところがあるのか、段々仲良くなってきて、この頃手に手を取りあい、ここ何日かALちゃんがTSちゃんを引っ張るようして施設の部屋の中に入って来るようになったのだ!!

そして、学習タイムも同じテーブルで勉強し、外遊びも二人でちょこちょこと走り回っている。

同じ気持ちの二人がこうやって同じハードルを飛び越えようとする、何て素敵なことだろうと爽やかな気持ちになった。

^ - ^👍🏻

 

 

 

これはもう、完全にいけませんでしょう。

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B学童の一年生は、幼くてなかなかスタッフの言うことをきかない子が多い。

年々一年生が幼児化していくのを肌で感じている私ですら、今年のB学童の一年生のクオリティは保育園・幼稚園の年長さんと変わらない。

ダメだと言っても、当室した後に学校に戻ってしまうのは、フツー(例え、忘れ物があっても学校の校舎にUターンしてはいけないルールだ。)はダメと言われたら、多くても三回注意すれば通じるところ、何度言っても分からない、ルールが守れない。

彼等の姿が確認出来なくて、何度、ただでさえ人手が足りないこの職場の大人達が探し回って、あたふたしていることだろう。

こんな一年生が入ってきてる上に、去年から持ち上がった二年生も大人数だ。

だから、スタッフも60人からいる、大勢の一ニ年生相手に怒鳴りまくる。恫喝で無理矢理言うことをきかせようとする。

幸いなことに三年生以上は別の部屋をあてがわれた。多少狭くてもまだ、精神的な苦痛は少ない。

よもや、ここは学童ではなく、入室・退室管理の場所となっていることは否めない。

いつも、子どもの名前を叫び、トランシーバーがずっと

「○○君、何時帰りです。部屋に戻してくださ〜い!」

「○○ちゃん、さっきからお母さんが迎えに来ているのに戻りません!近くにいる先生は声を掛けて下さ〜い!」

「○○コース、五時帰りは○人です。確認して下さ〜い。」

「○○君、カード未提出です!出すよう伝え、部屋に戻してくださいーい!」

を連呼する。

ほぼ全員がトランシーバーを常に携帯し、子どもを探し回り、位置を確認すべく走り回る。

残念ながらここには、保育というものは存在しない。

1日、150人以上の利用者だから全員の名前を覚えている大人が一人もいないのも致し方ない。

これで良いのか?否。

私はB区の子どもに対する仕打ちが余りにも雑であることをとても憂慮している。

しっかりしている子はどんどん一人でなにもかもやることを覚え、必要以上に大人だ。

そうでない子は悲惨だ。1日中、怒鳴られ、無視され、失敗してはまた叱られるの繰り返しだ。

それでも、利用者数は増える一方だ。

私は無闇に子どもに怒鳴らないし、怒らない。

その為か子ども達が本当に始終周りに集まってくる。

甘やかしているつもりはない。こんなババァよりも、若くて爽やかなスタッフと楽しそうに校庭を駆け回る子ども達の健全な姿が見たい!

 

 

 

 

こういう場合は?

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B学童のMK君は三年生だ。

 彼は将棋が大好きで、今は何処かの教室に通っているらしい。私が時間に余裕がありそうな頃合いを見計らって

「○○さん!将棋やろう!」

と誘ってくる。私は少し前までは彼の誘いにほぼ乗っていたが、最近は三回に二回は断ることにしている。対戦相手をディスりながら、勝負を進めるやり方を、いくら注意してもやめないからだ。私はほぼ負ける上にずっと、『あほ』だの『カス』だの言われて不愉快な時間を過ごすことに耐えられなくなってきたからだ。

昨日も、久し振りに相手をしてやろうと重い腰をあげた。珍しく私が優位な形に追い込んだ。

そもそも、MK君が私ばかりを誘うのには訳がある。

彼は同級生達曰く、嘘つきでズルくて、卑怯なのでこの頃結構嫌われているのだ。

外遊びも、おやつの時も一人になることが多くなった。

心配していた通りの展開だ。

さて、二人で将棋盤を囲んでいると、周りに同級生男子達がゾロゾロと集まって来た。勿論、全員私の味方になる。○○さん、こうしろ、ああしろと煩いこと極りない。そしてここぞとばかりにMK君に悪口を言いまくる。こうなるとMK君が辛そうなので、私は二人だけでやらせてと彼らを追っぱらおうとするも、全然ダメだ。こんな状況で勝てる訳もなく、私はアレヨアレヨというまに、詰められた。

将棋の勝敗の行方よりも、MK君の心のうちが気になった。四、五人の同級生達にあれこれ言われるのは辛かろう。でも、寧ろこういう状況を生んでしまった本人が、しっかりそこを理解して、今後、どうしていったら良いかを考えるべきだとも思った。

結局、勝負のあと、私の目の前で私を一番応援したSO君がMK君に「ザコ」の一言を言われて、おでこをパンと叩いた。負けじとMK君も拳を前につきだしたが、当たらず、取っ組み合いの喧嘩になりそうだったが、(本当はもっとやらせたかった)他のスタッフの手前、私は二人の間に割って入った。圧倒的多数がSO君を応援する!物凄い音量の声援だ!

もう、おやつの時間が始まりかかってるので、私は二人を止めるしか出来なかった。

多分、凄く傷ついて、悔しかっただろうMK君の気持ちのフォローが出来なかった。

ただ、帰り際には彼はけろっとしていた。そう見せていたのかどうかは彼にしか分からない。

どうなんだろう。

自分が招いた結果の多勢に無勢その他の状況を、本人が直接体験して心底身に染みて感じるべきなのか、MK君が受けるであろうダメージを慮り、周囲が配慮して回避させてやるのか、どちらを、選択すべきなのだろう?

大規模で忙し過ぎるこの学童で、MK君がもはや、『ばい菌扱い』寸前まできているかもしれないことに気づいている大人が他にいるとは思えない。

どうしたらいいのだろう。

 

 

 

 

 

優しいねぇ。

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B学童のSY君は新一年生のイケメン男子だ。服装もオシャレで柄物は滅多に着ない。紺色の無地のボタンダウンにベージュのパンツ、そして靴下だけ蛍光色の黄緑といった具合だ。

こういう子は大概立ち居振る舞いもどこかオシャレで、話し方も優しい。女の子とも普通に遊ぶし、どんな大人にも躊躇いなく話し掛ける。

将来のモテ男候補NO.1だ。👍🏻

このSY君がこの頃私にずっとベッタリなのだ。イケメンに好かれるのだから、嬉しい限りだ。私のやる遊び全部についてくるし、ハマってくれる。剣玉も一年生になって初めてというのに、もう『もしかめ』をやり始めた。マンカラという一種のボードゲームも大人顔負けに上手くなっている。

私主催の剣玉教室の申込者が少ないと分かると友達に声をかけてくれて、たくさん集まった。

もうSY君さまさまなのである。

登所して私を見つけると、

「あっ!○○さんだー!!」

と駆け寄ってくる。 ランドセルをロッカーにしまって、うがい手洗いを済ませるとすぐに

「○○さん、遊ぼー!!」

と言ってそばに来る。

私はSY君が大好きでずっとそばにいて遊んでいたいが、担当の仕事、例えばオヤツの準備などがあると、その間は子どもとは遊べない。彼はその間辛抱強く私をじっと待っている。

私はそんな彼を見て、最近少し切なくなってきた。

私なんかと遊ぶより、友達や他の大人の方がもっと面白い時間を提供してくれるかもしれない。もっと視野を広げて欲しい。そして、私が仕事を休んでいる日はどうしているか心配になる。

意識して彼から遠ざかろうかとも思うが、子どものことだから一時的なもので、そのうち飽きるだろうから飽きるまで付き合うべきだろうか。

先日、校庭で私は二年のわんぱくな男子達に頭に砂をかけられた。泣き真似をしていたら、すかさずSY君が来て、頭の砂を払ってくれた。

うーん、同じ年だったら(マイナス50才)惚れてしまったかも…😻

 

 

 

 

子ども達のことを優先してほしい。

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B学童は大規模学童で、区の方針で全児童を受け入れてる。

おやつを食べない子ども達は無料で登録出来るので、どこまでも登録児童の数が増え続けている。

日によっては200人を超える児童が利用する。

こんな状況で子どもを十分に保育出来る訳がない。

親御さんからのクレームの数も増えていて、職員はその対応に追われる毎日。只でさえ、人手不足で常に職員の公募をかけているのに…

(-。-;

 

親御さんも多いので、当然クレームの種類も多い。

「うちの子に学童で宿題をさせて。」

「先生が怒るのが恐くて学童に行きたがらないので、もっと優しく接して。」

「先生が乱暴な子どもをきちんと叱らないとうちの子が言っている。うちの娘が暴力を振るわれないか心配だ。」

と挙げるとキリがない。

施設長も先日ボソッと

「もう、キャパオーバー」と漏らした。

🙊

正直、一杯一杯な状況。区の担当者はぶらっと視察に来て、一二時間くらい居て、(一二時間で何が分かるのか分からない。)大丈夫と判断して帰るらしい。

今、人数が多過ぎて大人に構ってもらえないのと、学童の職員か怖いという理由から、当所しても玄関から中に入ってこられない新一年生が二人いる。

他にも勝手に家に帰ったり、帰る道すがら迷子になって騒ぎになる子も、連日出現する。

いつ、私たち現場の職員はラクになるのだろうと思う。

その前に考えなくちゃいけないのは、そんな状況にいつまでこの子ども達をおいておくのか、

心配だ。

 

 

 

 

 

 

 

怒らないから、逃げないで〜〜

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B学童のこと。TG君は体の大きな新一年生。 

身長も体重も結構標準を上回っていそうな体型で運動は苦手だ。

 人の話を聞くことが下手で、何かを伝えるのに、三回は繰り返して話し掛けないと伝わらないようなところがある。いつも、両手にあやとりの紐を引っ掛けて、

「先生、凄いでしょ。」

と言ってくる。が、あやとりは二度と同じものができないような、自我流のアシンメトリーな適当(他人からは恐らくそう見えるだろう。)なもので、

「凄いね。^ - ^」と応える自分の言葉とは裏腹にいつもこの子大丈夫かしらとは心配していた。

そのTG君が今日、B学童に帰ってこなかった!お母さんからは、学童をお休みする連絡が入っていない。同じクラスの子たちがみんな帰ってきても彼だけ登所しない。

そこで、私が学校及び彼の自宅付近を捜すことになった。

彼の自宅は学校🏫から結構近く、彼の家はすぐに見つかった。TG君は、鍵を持たされてないので、インターホンを鳴らしても誰も出てこない。家の付近をウロウロしていたら、下校の見守りの地域のおじさんがいたので、

黄色いカバーをランドセルに付けたちょっと体格のいい、一年生の男の子を見かけたかどうか尋ねたら、三人組の男の子があっちに行ったと言うので、その方向に向かった。

その時間帯はみんなの下校時間帯で顔見知りの子どもたちがゾロゾロ通り過ぎ、

「○○さん!何してんの?」

と学校敷地外で見かける私の姿が新鮮らしく、何人もの子ども達が物珍しそうに尋ねてくる。

私はその中でしっかりめの四年生女子五人組を捕まえて、

「ここいら辺で一年生がよく遊んでそうな公園知らない?」と聞いたら、

家の方向だから、案内してくれると言う。

私はもう少し暑くなったら、とびきりの怪談をお話しすることを条件に連れて行ってもらった。公園には、いなかった。

が、その帰り道、太っちょの一年生が向こうから歩いて来るのを発見!

「もしかして〜〜、TG君⁉︎」

私の視力で確認しきれない距離だったので、取り敢えず、大声で話しかけた。

すると、彼は踵を返して逃げ出した。ランドセルの重さと小太りの彼の体型のおかげで私は彼のランドセルをギリで掴むことが出来た!

そして、やっと私のミッションは無事コンプリートした。

子どもを探す最中の心配と不安と、逃げ出そうとするTG君を説得して学童に連れ帰るのにクタクタになった一日だった。

(-。-;

 

 

 

負けてもいいじゃん!

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AB両学童の子ども達に言えることで、『負けることを避ける』子が余りにも多いということをこの頃よく感じる。

負けず嫌いというのとは、ちょっと違う。

そもそも、自分が負けそうな場面に身を置かないのだ。

 

鬼ごっこをしても、追いかけて捕まえられないのが嫌だからみんな鬼になりたがらない。足の速さで負けるということを認めることになるからだ。そして、鬼は一人なのでそれが目立つし、追っかけては諦めての繰り返しで、負けの連続だ。

だから、みんな

「先生、鬼やってー」と必ず言ってくる。👹

リレー選手に選ばれる様な子でさえ、むしろ余計に捕まえられないことはプライドが許さないからか、鬼になってくれない。

トランプのスピードやカルタ取りも負けがはっきりしているのでやらない。

将棋もそうだ。本来は、一対一でやるゲームなのだから、勝つ方だけが、楽しむのではいけない。ゲーム参加者の50%が楽しめないゲームはゲームじゃない。

負けても勝敗が決まるまでの駆け引きや試行錯誤の繰り返しを、双方が楽しめなくちゃあつまらない。

なのに、勝ちたくて将棋をする為に、自分より強い相手とは絶対にやらずに、自分が勝てる相手を選んで、対戦中

「かすいねぇ。」とか「ダサ〜い。」とか「しょぼい。」とか「ヘェ〜そんなことしちゃうんだー」などの言葉で、相手をディスり続けてしまう子が何人かいる。😤彼等にとって将棋は自分の絶対的な強さを確認し、それを相手に認めさせ続けられる自己満足の極みの遊びとなる。

『やるからには、勝たなきゃ』は分かるが、言葉のチョイスの浅ましさや上から目線の傲慢さには、目を瞑れない場面もしばしばある。

 この【負けたくない症候群】は何が原因なのだろう。自己肯定感の低さとか自尊感情の欠落とか、不安感情やアイデンティティの確立できうる場所の確保など、そういったものが根っこにあるのだろうか。人と競い合わずに手に入れられる安泰の正体を見破られる子ども達に育って欲しいと思うのだが…

子どもに将棋に負けた夜、寝てる最中に恐らく歯ぎしりをしてるだろう私は、時間が出来たら将棋教室にちょっと通ってみたいと本気で思っている。🤔