ハルナおばさんの子守りEYE

パートの関係で子供と接触することが多いので、最近の子供達についてあれこれ感じていることを書きたいな〜と。

やっぱり、面白いわぁ。Rちゃん。

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今二年生のB学童のRちゃんは目がくりくりで、お顔がまん丸で少ーしぽっちゃりしてるが、とてもすばしこく積極的な究極のかまってちゃんな女の子だ。

スタッフもRちゃんを苦手にしている人がいる。

何をやってもいささか強引で図々しく、周りの女子からは若干引かれることが多いが、本人は殆ど意に介していない。

私は、Rちゃんの強いところが嫌いじゃ無いので、よく遊ぶ。

Rちゃんは人懐こいので、私をどんなに遠くに見つけても、

「○○さーん!!(^o^)/ 」

と必ず声を掛けてくる。学校の掃除の最中も私が気が付いて手を振り返すまで、ずっと声を掛けてくる。

私は彼女の声掛けに応えたくて、大きく何度も何度も手を振る。

そんなRちゃんが、最近はまっているのが同じ学年のちょーイケメンのSHU君だ。SHU君は少し垂れた二重の目が涼しげな大人もちょっと構いたくなる綺麗な顔の持ち主だ。

頭も良く勉強も出来るし、剣玉も上手で、将棋もなかなか強い。

このSHU君達が大勢の二年生と校庭で鬼ごっこをしていた。

楽しそうだなあとボンヤリ見ていたら、

少しして私の前を二年生の集団が通り過ぎようとしていた。

その中に、SHU君といかにも無理矢理腕を組んで、

というより、Rちゃんに無理矢理腕を組まされ、ほぼ引きずられるようにして走りづらそうにしているSHU君を見つけた。

 「SHU君、どしたー?」

と私が聞くと、Rちゃんが先に答えた。

「○○さん、私この子を愛してるの〜」

とガッチリ組んだ腕に更に力を入れて、SHU君を自分の体の方へ引き寄せた自慢げなRちゃんの顔があった。

されてる色男のSHU君もまんざらでも無い様子。

 

そしてそのままワッーとわたしの目の前を通り過ぎて行った。👀

😊

 

 

何を考えているの?話してくれるといいな。

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A学童のYO君は三年男子だが、色白で黒目のぱっちりしたいつもニコニコしている顔が印象的な可愛らしい子だ。 👦🏻

たまにふざけて背中を叩いてくるが、その時の力加減が下手で痛くて👊🏻

「YO君、頼むから、もう少し加減して!」

とその度に注意してきた。🙅🏻

 

彼は父親がいない。兄弟もいない。母親と二人暮らしである。

 

そんな彼が、先日職員のちょっとした注意をきっかけにキレた!

そして突然注意した女性職員に顔を真っ赤にして殴りかかっていった。

職員は叩かれたり、蹴られたりしながらも口でなだめながら、YO君を落ち着かせようとしたが興奮が収まらず、格闘技経験が豊富な若い男性スタッフが、彼の足蹴りに受け身をとりながら彼を押さえ込んだ。🙎🏻‍♂️🙅🏻‍♂️

それが又悔しくて、手足の自由がきくようになったあともYO君はしばらくの間、一人になれる奥の事務スペースのキャビネットと袖机の間に体を滑り込ませ、こちらに背を向けて体育座りしてしばらく出てこなくなった。

YO君は、たまにこういう風になる。ちょっと、手のつけられない暴れ方をする。

普段はニコニコして何でもやり過ごしている様で、それだけに闇というと大袈裟かもしれないが、何か将来やらかさないといいなといった危うさを感じずにはいられない。

 

翌週から、私はちょいちょい彼にちょっかいを出す様にして、私なりにありがちな感じで彼の興味をこちらに惹きつけるよう工夫している。

 

この寒いのに、連日の怪談の要請に応えるべくネタを蓄えている。👻

それにしても、畳の上に腹ばいになって頬杖をついてる七人の子供にぐるっと囲まれている中での、怪談披露に私の疲労は増すばかり…😑

でも、YO君がもう少しオープンになってくれるよう、大いにサービスする構えでいる。

 

 

 

何でも持ってるんだねぇ!

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A学童を今年の春に卒所したMM君は、一月に相撲大会で優勝🏆したカッコいい男子だ。

 

先日行われた学芸会では、主役の『裸の王様』で王様を、それは見事に演じていた。

ご存知の通り、この王様は主役でも全然格好良くない。

でも彼は エゴイスティックで、威張り屋の王様らしく怒鳴り口調で、尚且つなかなかな声量でしっかり覚えた長台詞を披露していた。

流石の出来栄えと言うほかはなかった! 

 

又、彼はナントA地区のバドミントン大会の優勝者でもある。🏸🎖

浅黒く男らしい顔は、バランスが良くてイケメンで、運動神経がハンパなく良くて運動会はリレーの選手としても活躍する。が、実際のMM君は、王様の役所とは正反対でとても奥ゆかしい性格で、人への気遣いも素晴らしい。四年生でこの出来栄え。彼の将来が大いにたのしみだ。

 

今日も、一月に相撲の大切な試合を控えたKT君の様子を見に、夕方A学童に遊びに来てくれて、嫌がらずに取り組みの練習にも付き合ってくれた。

MM君は、親方(例の男性スタッフ)の指示をよく理解し、技や体のかわし方をKT君の目前で見事に体現してくれる。

彼が来て、30分の練習で私の様など素人も分かるくらい、KT君の動きが変わった!

MM君がKT君の力をいい具合に引き上げた!

贔屓目に見ずとも、こんな子がいるなんて!

 

頼もしい限りである。

 

KG君、君は分かっているんだね。

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B学童のKG君の暴れん坊が止まらない。

学習タイムに走り回り、次々と友達の背中を叩いて回る。嫌がる女の子を捕まえて、所構わずキスをしようとする。🏃🏻

入学当初の、あの落ち着いた感じのKG君は、どこに行ってしまったのだろう。

手に負えないといった日々が続いている。

先日、嫌がる女の子を押さえ込んで無理矢理頰にブチューとしたものだから、その女の子が泣いてしまい😭、そばにいた私は彼を拘束せざるをえなくなった。興奮状態の彼は私の両手を振りほどこうと必死にもがく。😫

「離してー!!」と叫ぶ。

試しに一度離してみた。同じようにまた、そばにいる女の子に襲いかかった。私はまた拘束した。

「やだ!離して!」と又叫ぶ。

私は

「ごめん、悪いけど、もう信じられないから離さない!」☹️

と彼の目をしっかり見て話す。

彼は絶望的な表情になり、目に涙を浮かべた。😢

私達は五分程そのままで、しゃがみこんでいた。

KG君が少し緩んだ表情になり、

「もう、本当に絶対にしないから!」

とゆっくり話したので、そこで手を離した。

彼は大人しく自分の席に落ち着いた。

 

昨日のことだ。

そんな彼が例によってスタッフに叱られながら走り回っていた。

私は彼を捕まえようとしたが、彼の方から突然やって来て部屋の隅まで私の手を引いて連れて行ってしゃがんだ。そして、いつもよりワントーン低い声でこう言った。

「○○さん、今は僕落ち着いているから大丈夫。だから、僕の話を聞いて!

僕ね、家で手作りの本を作ったんだ。見て欲しいんだけど、あまりに大事過ぎてここに持って来られないんだ。」

私は驚いて彼を見た。そして少し時間を貰って

「そうなんだ〜!私それすごーく見たいから、持って来れそうになったら、持って来てね。」

私達はお互いに顔をしっかり見合って約束した。

それ以降の彼は、静かに遊んで過ごしていた。 

私は暫く考え込んでしまった。落ち着いていないKG君と落ち着いているKG君は別人格なのかしら?

それより何より、彼が自分が大丈夫でない時があることを認識している。

そのことが、チョット衝撃だった。

そうであるとしたら、きついんだろうなぁ〜と何だか辛くなってしまった。

 

 

 

買い物力を問う。

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先日日曜日の午後、もちろん学校はお休みで学童保育はなかったが、私達が最近始めた日曜児童館に子ども達が数人遊びに来た。

ひとしきり遊んだあと、A学童のKO君を含め三人の子ども達に親御さん了承のもとで、お菓子を買ってあげる約束をして、男性スタッフのN君がコンビニに連れて行き、一人200円までという条件で好きなお菓子を選ぶように言った。

🍭🍫🍪🍘🍬

すると、KO君がいきなり、200円超のお菓子を一つN君のところに持って来た。

他の二人は何とか200円以内で果てし無く200円に近づけるべく、二品、三品のお菓子を検討しているというのに…

男性スタッフのN君は、 やや怒り気味に💢

「あのさぁ、200円以内って言ったよね。」

KO君は買ってもらえると思ったのか、例の人懐こい笑顔を斜めに傾け、おねだりモードに入っていた。が、期待は裏切られ、お菓子の選び直しにかかる。

ところが、彼は60円、50円、100円を足すことができない。

その結果、二歳年上のMK君のアドバイス通りのお菓子を買うことしか出来なかった。それは、彼が自主的に選んだものではないので、恐らく不本意だったと思う。

折角、お菓子を買ってもらいながら、微妙な表情で帰って来たKO君。

スタッフのN君は、どこまでも彼を心配する。あいつは何にも出来ないから、責めて買い物くらいは出来るようにならないと…💗

私は早速偽金をボール紙かなにかで作り、来週からA学童でリアル買い物ごっこをしようと思っている。衣類、日用品、野菜など、実際に小売りされている値段を設定して、商品は最初は紙に絵を描いて切り抜くかなんかして、それに消費税なども出来たら教えて、KO君がたくましく生きていける様なきっかけ作りにしたい。それだけでなく、もし、他の子達も巻き込んで盛り上がったら、遊びながらの楽しい社会のお勉強になるかもと、思うのだが。

まあ、それはやってみて子ども達がどこまで乗ってくるかの問題。

ただ、KO君にはマストの課題にしたいとおせっかいババァは考える。

 

 

 

「くやしいっ!」という気持ちを育てるのも大切

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A学童のMO君は、相変わらず指と鉛筆を使って引き算と戦っているが、指を使わなくても出来る問題がだいぶ増えて来た。

 今日は、学芸会のための振り替え休日のため、隣のC学童との合同保育となり、C学童で一日過ごした。

慣れない場所と慣れない玩具と慣れない友達の中でMO君は、職員の指示を守り、宿題をきちんとこなし、夕方の自由時間も井形ブロックで一人大人しくドラゴン🐉を作って遊んでいた。

そこへ、同じく井形ブロックで遊んでいたA学童の元気な二人組が乱入して、MO君のドラゴンを無理矢理戦わせて、抵抗するMO君をよそにドラゴンを粉々にしてしまった。

怒ったMO君は、二人のうちの一人、主犯のTI君に掴みかかった!

TI君も掴みかかられたので、MO君の顔を押し退けようとして、それからは揉み合いになり、 MO君は顔を真っ赤にして、

「ヴー…!!」といった獣の様な声を発して相手の肩を掴んでギューギュー押す。そして目に涙を浮かべて相手を押し倒そうとするも、三月生まれで身体も小さいMO君にはとても不利な状況であった。

それでも、MO君は相手を悔しさ一杯の気持ちで負かそうとする!TI君は体格では、10cm程MO君より大きいが、気合いに押されていて身動きがとれない。MO君は、取っ組み合いの合間に

「せっかく、大人しくドラゴン作って遊んでいたのに…」

と泣きながら訴えている。

B学童では、こんな状況になると、すぐに大人が入って双方に『ごめんね。いいよ。』を言わさせて終わりにする。でも、A学童では、私も徹底的に様子を見ているだけで、口も手も出さない。

大人の都合で手打ちにされても、子どもの気持ちは収まりっこない!

いつもは、幼くてぽわんとしているMO君の本気を見たくて私はどこまでもやらせたくて、誰にも手を出させなかった。そうこうしていたら、余りにも長いこと騒いでいたのでC学童のスタッフが心配して、中に割って入った。

そこでもMO君は悔しくて悔しくて、何を聞かれても答えない。赤い顔をして目に涙を溜めて、うつむいたままだ。

結局、みんな家に帰る時間になって、悔しい気分を抱えたままMO君は帰って行った。🌃

よくよく考えてみたら、『悔しい気持ち』は頑張る気持ちのもとになる。

『こんなやつに負けたくないから』

『こんなやつに見下されたくないから』

人は頑張るんだと思う。

悔しい気持ちを育てずに、無理矢理状況把握して、周囲の空気を読んで自分を抑制して脳に負担をかけるより、悔しい気持ちは悔しいままに、頑張るきもちに繋げて行った方がどんだけ、健全かなと考える!

明日もきっと、いつものようににこにこして学校🏫から帰って来るMO君を、こちらも笑顔で迎えたい!👦🏻

 

 

 

私には、許容範囲内なんだけどね。

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A学童の三年生男子のKO君は、何とも愉快で愛嬌のある子でそりゃあ可愛らしい。(2016・10・23のブログをご参照下さい。)

 

が、彼は空気が読めない、落ち着きが全く無い、余計なおしゃべりが多い、という理由で友人間で、はたまた対大人とも結構トラブルが絶えない。🙅🏻‍♂️

 

例えば、同級生のお父さんが「これで二人でアイスを買ってきな。」とSuicaを息子に預けると、その子がガリガリ君を選んでも、KO君は平気でというか、ここぞとばかりにハーゲンダッツを買ってしまい、お父さんに呆れられてしまう、といった具合だ。🍦

 

圧倒的な鈍感力と調子の良さで悠々と生きている。👅

 

そこが子ども達にも、時に大人にもカンに触るというか、ウザいという感じになってしまう。

 

でも、所詮は小学校三年生。私にはこんなKO君のキャラクターは、全くの許容範囲内である。

但し、高学年になってからもこのままのキャラクターで通用するかというと甚だ怪しいものがあるが…

 

そんな私のことを自分にとっての都合の良い人と思っているのか、ただ単純に好きなのか、その両方なのか分からないが、とても懐いてくれている。

 

私は充分おばさんなので、首の後ろに結構な汗をかく。それで、ハニーサックルの軽い香りのフレグランスを少量使っているが、KO君は、この香りで私が二階の学童の部屋にいることを一階の入り口で嗅ぎ分け、👃🏼👦🏻

 

「今日、○○さん、来てるよね!!俺匂いでわかる!!」

と大声で叫びながら出所してくれる。

 

私はこのセリフを聞いて、ついつい今日も彼に甘々な○○さんになってしまう。😅